2009年11月14日

Golden Skate の安藤選手記事

Golden Skate から予め得ていた翻訳許可のもと、昨日公開された安藤選手へのインタビュー記事を ここに日本語で紹介いたします。
元記事  Miki Ando "I was just lucky" のURLはこちらです。
http://www.goldenskate.com/articles/2009/111209.shtml

なお、日本のファンの皆様にとっての既知事項の一部は省略しました。



安藤美姫 「運が良かっただけ」  〜Tatiana Flade

日本の安藤美姫は派遣GPの両方(ロステレコムとNHK)で優勝し、ISU グランプリファイナルの出場資格を確実にした最初の女子選手となった。
オリンピック・シーズンでの好スタートにもかかわらず、2007年のワールドチャンピオンはあまり自分に満足していなかった。 「もっと大きな試合だったらあのフリーのようなスケートでは勝負できないのはわかっている」と、安藤は自ら語る。

安藤はNHK杯の両プログラムでいくつかのミスをし、フリーではロシアのアリーナ・レオノワに負けてしまった。 「モスクワよりは良い演技をしたかったのに、逆に自分の悪いところが全部出てしまった。 だから勝ったといっても喜びは10%くらいで、残りは単に運が良かっただけだと思う。 喜びに浸れるような状態ではない」と、彼女は言葉を続けた。

コーチのニコライ・モロゾフがもう一人の生徒である織田信成と北京での中国杯に行っていたため、安藤は ほぼ1週間ひとりで練習することになった。 「よい練習ができたとは思ったけれど、自信が無かった」と安藤は言う。 「(一人で練習をするのには)まだ自分は力不足だったのかも知れない。」 モロゾフのアドバイスで彼女はショートプログラムでトリプルルッツ・トリプルループのコンビネーションを避けたが、あとでそのコンボをやらなかった自分にがっかりしてしまう。 「トリプル-トリプルはキーポイントの一つだし、これまでたくさん跳んできた。 ここでの(直前)練習で何か欠けているような気がして、心が弱くなってしまった。」

21歳の彼女は12月初めのグランプリファイナルに照準を合わせている。 「ファイナルに出られて嬉しいし、それに向けてハードに練習する。メンタル面も強くなりたい」と安藤は言う。 「(GPFの開催される)日本の方たちにもっと良い演技を見せたい。 ファイナルでは表彰台に上りたい。 オリンピックに向けて重要な一歩になると思う。」

もしかするとファイナルでは違うショートプログラムを我々は見ることになるかもしれない。 安藤はもともと「夜の女王」をショートプログラムとして選んでいたが、秋に「レクイエム」に変更した。 「最初のプログラムでは蜘蛛のイメージを全部の方には解って頂けなかったように思う」 と選手は言う。 「あるいは我々は(現在の)ショートプログラムを替えるかもしれないし、前半部分だけ変えるかもしれない」 とモロゾフコーチは明かす。 「ジャンプについては、実のところ心配していない。 Miki のジャンプは練習ではとても安定しているけれど、もしかすると、プログラムの出だしのリズムが彼女に合っていないのかも知れない。」

選手もコーチも、彼らが「クレオパトラ」と名づけたロング(フリー)プログラムをたいへん気に入っている。 事実、気高く美しいエジプトの女王のイメージは安藤にピッタリである。 プログラムは実際には3つの音楽の切片から構成されている: Rome (TVシリーズのサウンドトラック), Marco Polo (サウンドトラック、Ennio Morricone 作曲、Yo-Yo Ma 演奏), そして Mission Cleopatra (映画 Asterix and Obelix から)。

「クレオパトラは世界中の人が知っている」 と安藤は言う。 「クレオパトラは有名な女王で強い女性、でも同時に恋もして家庭も持った女性。 私は彼女の両方の側面を表現したい。 私は本当にクレオパトラになり切りたいし、役柄を楽しんでいる。」

彼女はこれまでに、このプログラムで2種類の衣装を競技で披露している。 ロステレコムでは金色〜銅色の、一方NHKではエジプトのシンボルをあしらった明るい青と金色のコスチュームを着用した。 グランプリファイナルでは3つ目の衣装が試されるかもしれない。

我々がファイナルで彼女の有名な4回転サルコウを見ることはたぶん無いだろう。 「4回転の練習はしているけれど、プログラムに入れるほどは今は十分な状態ではない」 と安藤は明かす。 「オリンピックシーズンなので、PCS5項目を改善させないといけないと感じて、夏の間はそこに集中して練習した。 (4回転よりも)まずトリプル・トリプルを確実にしないといけない。 もし私がオリンピックの時にコンディションが良くて、それに全て条件が整って、そこで4回転に挑戦できるなら、こんな嬉しいことはない。 五輪で4回転を跳べたら夢のようだ。」

4回転ジャンプが無くても、彼女はバンクーバーでの有力なメダル候補だ。 安藤は 2007年の世界選手権で優勝、しかし 2008年の世界選手権では怪我のためフリープログラムの途中で棄権せざるを得なかった。 脚の筋肉痛にもかかわらず彼女は試合に出ることにこだわったのだったが、プログラムの早い時点で涙とともにリンクを去った。 昨シーズン彼女はカムバックを果たし、ロサンゼルスでの2009年世界選手権で銅メダルを獲得している。

(このように)安藤はファイターであり、そのことを彼女は再三証明して来た。 一方、彼女がたいへんデリケートで感情豊かな人間であり、また自分にとても厳しいことは、あまり多くの人の知るところではない。 かつては彼女は試合での緊張から良く泣いたものだった。 「私はプレッシャーを感じやすいし、練習が上手くいかないと落ち込んでしまう」 と彼女は告白する。

「私にとってアメリカでの生活は初めはつらかった」 と安藤は明かす。 「私は(最初)英語があまり話せず、他の人が何を言っているのか解からなかった でも今はハッケンサックにたくさん友達がいて、私もできるだけたくさん英語で話すようにしている。 どんどん話しやすくなっているし、それがたのしい。」
「アメリカでの生活の方が私には楽、」 と安藤は続ける。 「外出も平穏にできるから。 もちろん日本は大好きだけれど、時々私にとっては居心地の悪いことがある。(かつては)外で追っかけ記者が待ち伏せしていて私のことを色々書き立てたりした。」 この点については一時、日本の連盟が報道規制を正式に申し入れたことさえあった。

この2004年度の世界ジュニアチャンピオンがスケートを始めたのは9歳(注:正確には8歳)と遅かったが、その2年後にはもう3回転ジャンプを成功させている。 もちろんそれはサルコウだった。 運動神経の良かった彼女は他にも水泳やバレー、そしてピアノや習字といった色々な活動を試したのちに、スケートに専念するようになる。 「スケートが一番面白かったし、自分を表現するのにベストだった」 と安藤は説明する。

名古屋でスタートを切ったころ、彼女は活発な練習仲間に恵まれた。 「小さかったころは私たちはグループレッスンがあった、」 と安藤は思い起こす。 「真央や舞もいて、1日8時間もジャンプを競い合うこともあった! 基本が出来たのはそこらへんだったと思う。 この競い合いはだれが一番多くジャンプを成功させるかのゲームのようなものだった。」

ジャンプは安藤を有名にしたが、彼女はより完全なスケーターになるために、そしてよりアーティスティックになるために、努力を重ねてきている。 彼女はバンクーバーの表彰台に上るのに何が必要か理解しているのだ。 「プログラムを完璧に演じること、そして自分にもっと自信を持たないといけない。」 そう安藤は締めくくった。

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2009年11月01日

Rostelecom Cup 観戦レポート

掲示板に来られている dolce さんから、ロステレコム杯のレポートを頂いたので、原文に基づき ご紹介します。


安藤選手、ロステレコム杯優勝おめでとうございます。
こちらの素敵なサイト、頻繁に覗かせていただいておりましたが
つい先日初めて書き込みしたばかりの新人です。
現地で観戦してきましたのでレポートを書かせて頂きました。
初めての試合観戦で、とりとめのない呟きのようになってしまいましたが
様子を少しでもお伝えできればと思います。



1日目:SP

情報を遮断して現地に行き試合しか見なかったので、曲変更のことは全く知りませんでした。
6分間練習に現れた美姫さん。
(・・・紫のコスチュームだけどちょっと違う・・・蜘蛛がいない。十字架が見える?)
それでも曲が変わっていたとは気づきませんでした。
演技開始。ポーズが違う。そして聞こえてきたのは、予想とは違う音。
(・・・レクイエム!!)
何という衝撃!

実は私は6月のドリームオンアイスでも同じ体験をしました。
そうとは知らずにレクイエムが聞こえてきた衝撃は何とも言えませんでした。
その時と同じことがロシアでも起こるなんて。
その場の空気でもうゾクッとしました。

W.A.モーツァルト作曲、レクイエム。
この曲を選んだ事で演技を見る前から鳥肌が立ちました。
人間らしからぬ天才モーツァルトの作った、最も人間らしい生と死の鎮魂歌。
このプログラムでは、すべてのエレメンツが苦しみ・祈り・叫びなどの表現のための手段でしかないように見えてくる。
美姫さんが音楽を動かし、音楽が美姫さんを彩っていく・・・確かウエンツさんが言っていた「音楽が安藤選手について来る」の通りだと思います。

3回転の連続ジャンプ、練習では決まっていただけに惜しかったですが、それ以外は丁寧に・・・そう、本当に丁寧に滑っているのがよくわかりました。
自信を持って滑っていたので直前の変更だなんて思えないような貫禄の演技でした。
それと半端じゃない存在感。
6分間練習でも、ファンだから美姫さんを追ってしまいますが、贔屓目ではなく、圧倒的なオーラが感じられました。


2日目:LP

クレオパトラはあのラムちゃん風の衣装かと思いきや、よりゴージャスなものに。
(凄い!ゴールド!眩しい!)
(レベル4−−!!)
と、勝手に心の中で叫んでいました。
もし衣装にレベルがあれば美姫さんは間違いなくレベル4。(と皆さんも思いませんか?)
帰国してから録画やネットで見ましたが、私の目にはかなり色が違って見えました。

光り輝く神々しいばかりのゴールド!
ピカピカと物凄い光を放っていてとてもゴージャス。
動くたびに光がキラキラと反射して金の粉をまき散らしているかのよう。
茶は見えないくらい眩しかったです。
リンクに金の花が咲いているような華やかさで、それを着こなす美姫さんの美しいこと。

この日の6分間練習でも一番目立っていたのは、その華やかな衣装のせいや私がファンだからというだけではありません。
人目を惹く女王の風格、存在感が確かにそこにありました。

ジャンプのミスはありましたがこちらも至極丁寧な心のこもった滑りでした。
演技中モロゾフコーチが目線に入るのですが、テレビで見るように本当にオーバーアクションで観戦しているロシア人がコーチを見てはクスクス笑っていました。
ロシアの観客は自国選手にはもちろんのこと、美姫さんはじめ海外の選手にも暖かく熱い拍手・声援を送っていました。
街中では大体皆、無愛想で店員ですら冷たい表情のロシア人が、リンクではプルシェンコ選手やウィアー選手に黄色い歓声を送っていたのは何だか面白かったです。

いつも試合の時期はそわそわと心配して色んなニュースにハラハラしていましたので、実際見に行ったら私の心臓どうなっちゃうんだろう・・・と心配していました。
しかし情報を遮断して実際生で美姫さんをみたら、美姫さんはとても落ち着いていて心配する気が全く起きませんでした。 良い緊張感を持って集中していて、輝くオーラを発散しているのが見えるかのようでした。
そのお陰で、ドキドキはしても不安にはならず 「何の心配もいらない」と確信して見ることが出来ました。
そして少しのミスも気にならないほど、クレオパトラの存在感に支配され魅了されたのでした。


3日目:セレモニー・EX

この日は最初に表彰式でした。
選手はフリーの衣装で登場。
美姫さんはクレオパトラの衣装でしたが髪は下ろしていました。

日本人選手の誰かが優勝して君が代が聞けたらいいな、と漠然と思っていましたが美姫さんで聞けたのは何とも言えないくらい感動しました!
というのも「美姫さんの納得の滑りが無事にできればいい」とだけ願っていたので優勝は嬉しい驚きでした。
ロシアで君が代が流れている・・・表彰台の中央に美姫さんがいる・・・
と、ずっと感動に浸っていたかったのですが
あまりにあっという間で「もっと曲長くして欲しい!」と思ったくらいです。
君が代がこんなに短い曲だと感じたことはありませんでした。
初観戦で優勝を見られるなんてとても嬉しかったです。
ロシアに行って良かった!!

あっという間(ぴったり30分)で表彰式は終わり、エキシビションへ。
オープニングでロココ調の衣装とカツラをつけた群舞が滑って華やかに開幕。
ロシア期待の若手選手も登場し賑やかなエキシビションでした。

いよいよ美姫さんの登場。
(あれれ?髪型がまた違う!ダウンスタイルかと思ったのに!)
楽しませてくれるな〜と思わず拍手。
毎日違う表情を堂々と氷の上でさらけ出すその姿。
自信と余裕を持って表現していることがよく伝わってきました。
本当に素晴らしかったです。
まだベストな演技ではなかったと思いますが、それでも心から丁寧に演技なさったこと、これからどんどん更に良くなるであろうことを確信する3日間でした。
冬の足音が聞こえるモスクワの氷の上に光り輝いていた美しい女神。
その姿はとても頼もしく大きく見えました。


帰りの空港で間近で見た美姫さんは華奢で細くて驚きました。 前日は大きく見えたのに(笑)
しかし、リンク上でなくても華やかな存在感は変わらず、惹きつけられるオーラがありました。
これからも応援します!

美姫さん、ありがとう!!NHK杯も頑張ってください!!



読者の皆様からのコラムやレポートで長文の場合などは、メールで投稿いただければ、順次、掲載してまいります。
匿名、イニシャル、HNなど、いずれでもけっこうです。
また、多少編集させて頂く場合があることを予め お許し願います。
投稿は
こちらまで。

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2009年10月17日

ペテルスブルグ から モスクワ へ

今 世界で最も多くの世界選手権クラスのスケーターを抱えているであろう日本の女子シングル、浅田、村主、鈴木、武田、中野、そして強烈なインパクトで、今シーズンへの並々ならぬ意欲を見せる、我らが安藤の各選手。
役者が揃ったGPシリーズが開幕し、オリンピックシーズンという実感が湧いてきた方も多いかと思います。



安藤選手にとって、グランプリのロシア大会参戦は2度目、4年ぶりとなります。

1度目は 2005年11月にサンクト・ペテルスブルグで行われたロシア杯、25日に SP「戦場のメリークリスマス」、翌26日に FS「マイ・ファニー・バレンタイン」を演じ、どちらもイリーナ・スルツカヤに次ぐ2位、総合も2位 銀メダルという好成績を残しています。(注1)

なかでもそのときの「戦場のメリークリスマス(坂本龍一作曲) 」は、安藤選手の屈指の名演の一つとするフィギュアスケートファンも多く、淡い水色の衣装(翌週のNHK杯では同色の別衣装)が彼女の可憐さを引き立てたことも相まって、安藤選手のロシア大会のイメージというと、このショートプログラムに象徴されるのではないかとも考えられます。

この年の安藤選手の振り付けは デイビッド・ウィルソン、その彼についての同年末の記事(注2)に次のような趣旨の一節が、あります。
・・・
安藤選手は初めてウィルソン氏を訪れた時、「見せたいものがある」と言って、自分から ジョアニー・ロシェットが演じたウィルソン版の「火の鳥」の出だしの部分をリンクで演じてみせ、彼女がそのプログラムにぞっこんであること、そして自分もそんなふうに「自分自身を表現したい」と言ったそうです。
そして新しい選曲について、コーチや連盟が初めは首をかしげる中、安藤選手自身は、彼女独自の世界を築くことができる曲が欲しからと主張し、特に SP は大いに楽しみながら、少なくとも練習ではその願いを叶えている様子だった、という趣旨をウィルソン氏が語っています。

この記事から、そしてその前シーズンに FS を 終盤になってストーリー性のある「火の鳥」に戻したことなどからも、安藤選手がこのころ、そしてトリノに向けて、どのような演技を残したいと考えていたか、その想いの強さを感じることができます。
すでに17歳にして彼女は技術の先、表現そのものの中に、安藤美姫という刻印を押したいと願い始めていたように思われてなりません



(とき)はめぐって今再び、五輪のシーズンを迎えました。
その4年間を経て飛躍的に成長した安藤選手が、まさにフィギュアスケーターとしての自身の核心である「表現への視座」を新たに強く、そして各段に深く進化させている、・・そのことは、最近の演技や様々なインタビュー等にはっきり現れている、そう皆様も感じられているのではないかと思います。

今年は開催場所がモスクワ、名称もスポンサー名のロステレコムとなりましたが、安藤選手の表現する世界は、いよいよ23日からのロシア大会で、競技という場にその舞台を移すことになります。

・・・
WEB 上での競技結果情報などは、こちらから:
http://www.isuresults.com/results/gprus09/

公式練習等の時間表(カラーチャート)が発表されましたら、末記の予定表を更新いたします。


--- ロステレコム杯 2009 に出場の女子シングル選手のリスト ---

〜 ISUランキング順(シーズン開始時点)に並べ、それぞれのパーソナルベストを記載してあります〜

Mao ASADA          JPN   WS  3  3699    PB 201.87 (WTT 09)
Miki ANDO          JPN   WS  6  2736    PB 195.09 (WC 07)
Alena LEONOVA      RUS   WS  9  2233    PB 168.91 (WC 09)
Julia SEBESTYEN    HUN   WS 11  2097    PB 165.22 (SC 03)
Ashley WAGNER      USA   WS 14  1854    PB 161.10 (NHK 08)
Alissa CZISNY       USA   WS 17  1699    PB 168.32 (SC 05)
Jenna McCORKELL   GBR   WS 23  1547   PB 145.57  (EC 08)
Annette DYTRT      GER   WS 37  1040    PB 144.31 (WC 08)
Katarina GERBOLDT  RUS   WS 46   854    PB 137.05 (EC 09)
Anastasia GIMAZETDINOVA  UZB   WS 54  708   PB 150.07 (4CC 08)
Oksana GOZEVA      RUS   WS 56   653    PB 142.24 (JGL 08)
Amelie LACOSTE     CAN   WS 98   325    PB 146.18 (4CC 09)

WS=World Standings
PB=Personal Best score
WC=World Championships
EC=European Championships
4CC=Four Continents Championships
WTT=World Team Trophy
SC=Skate Canada
TEB=Trophee Eric Bompard
JGL=Junior Grand Prix Golden Lynx


--- 女子シングル 主な予定表 ---

公式練習開始
日本時間 22日(木) 15:30〜

開会式
日本時間 23日(金) 01:00〜

SP競技
日本時間 24日(土) 00:00〜 <=23日深夜24:00〜>

SP 地上波放送  テレビ朝日系列
24日(土) 19:00〜20:51
 (*)


FS競技
日本時間 25日(日) 01:40〜

FS 地上波放送  同
25日(日) 19:00〜20:54
 (*)


表彰式
日本時間 25日(日) 22:00〜

エキシビション
日本時間 25日(日) 22:30〜

閉会式/バンケット
日本時間 26日(月) 02:00〜

EX 地上波放送  同
26日(月) 19:00〜19:54


(*) 地上波放送が終了するまで、掲示板にて競技結果の詳細が判る書き込みがあった場合、公開を待機させて頂きます点、悪しからずご了承ください。



(注1)2005年 ロシア杯  上位6名
  Irina SLUTSKAYA  RUS   198,06  1 1 1
  Miki ANDO        JPN   172,30  2 2 2
  Yoshie ONDA      JPN   142,40  3 3 3
  Susanna P0YKIO   FIN   131,30  5 4 4
  Emily HUGHES     USA   125,76  4 7 5
  Julia SEBESTYEN  HUN   124,38  7 5 6


(注2)http://www.aussieskates.com/wilson/web/news%20IFS.htm
  David Wilson - Choreographer Extraordinaire
  SUSAN D. RUSSELL, International Figure Skating Magazine
  December, 2005

 
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2009年09月28日

STARS STRIPES and SKATES レポート(全訳付)

IceNetwork などに寄稿されているコラムニストの方から、26日のSSSについて、安藤選手に焦点を当てたレポートを頂きましたので、原文とその和訳を ご紹介します。
 
文中、演技の様子のほか、本番リハーサル直前での安藤選手との興味深い会話もレポートされていますし、モロゾフ氏とのやりとりも書いてあります。
 
また末尾に、安藤選手とのフル・インタヴューや、ショーの後のパーティーなどでの安藤選手や織田選手、ウィア選手、Chock/Zuerlein組らの写真が IceNetwork に掲載される旨、告知があります。 (*追記:フル・インタビューは29日未明に掲載されました。)
 
・・・・・
本文とは別に、送り文に 「Miki は綺麗だったし、とても良い演技だった」 とありました。



Miki Ando debuted her new free skate at Stars Stripes and Skates on Saturday, looking fit, happy, and rested at the beginning of this Olympic season.
 
The rink, in Danbury, Connecticut, was made smaller to allow for on-ice seating, and the lighting was a bit dark, but Miki landed two triple Lutzes; a triple Salchow; a triple loop; and two double Axels.  She fell on a triple toe loop.
 
Miki’s spins looked sharp, and her footwork sequences were especially impressive, because she used her entire being, including her arms and her upper body, to interpret the music.  I thought the choreography and program presented a whole new look.
 
I talked to Miki before the dress rehearsal, and although she was performing the free skate in a matter of hours, she still wanted to keep the name of the music secret.  I explained that these days, the performance was sure to be posted up on Youtube almost immediately. Nobunari Oda, who was sitting beside her, laughed and agreed with me.  Of course, we were right; the program was posted that evening and fans are already enjoying it.  I don’t think Miki will be too happy the program is already being viewed, but that is the reality of the internet world we live in.  Hopefully her fans will post many positive comments.
 
I speak no Japanese, and Miki’s English (as well as Nobu’s) is really improving.  She said she was excited about the program, because it was something new and different for her; she thought people would find it more “exotic.”  She has been training very well this summer and luckily has had no injuries.  Her first goal is to do well at her Grand Prix events and Japanese nationals, and only then will she start thinking about the Olympics.  She’s trying not to worry about what her competition is doing and is focusing only on herself.
 
There is one interesting point: Miki and Nobu's coach, Nikolai Morozov, would like to move his students from their rink in Hackensack (which is smaller, NHL size) to a full-size Olympic rink for the weeks prior to the 2010 Games in Vancouver.  Although there was a press release saying they would train in Simsbury, Connecticut, this has not been decided as yet.
 
I did think Miki’s gold dress, although lovely, was a bit too bare and sparkly for a competitive costume, so I asked Nikolai Morozov about it after the show.  He replied that she had many costumes to choose from, and that this dress was “probably better as a show” costume than a competitive one.
 
Some photos of Miki, Nobu and other skaters, including Johnny Weir and Madison Chock and Greg Zuerlein, attending the party and meeting fans after the show will be posted on icenetwork.  In addition, a full interview with Miki will be up on icenetwork soon.



Miki Ando は土曜日の Stars Stripes and Skates で彼女の新しいフリープログラムをデビューさせました。 このオリンピックシーズンの初頭にあって 体も絞れ、楽しそうで、かつ落ち着いて見えました。

コネティカット州ダンベリーのこのリンク、氷上席を作るため狭くなっており、また照明もやや暗かったのですが、Miki はトリプルルッツを2回、トリプルサルコウを1回、トリプルループを1回、そしてダブルアクセルを2回、跳びました。 トリプルトーループは転倒となりました。

Miki のスピンはキレがよく、またステップ・シークエンスは特に印象深いもので、それは彼女が腕や上半身を含む彼女の存在全体で音楽を解釈・表現していたからです。 このプログラムとその振り付けは全く新しい様相を呈してると私は思いました。

私は衣装リハーサルの前に Miki と話をしましたが、もう数時間でフリープログラムを演じることになるにもかかわらず、彼女は曲名を伏せておきたがっていました。 私は、最近は YouTube に ほぼ即座にでも演技が投稿されるに違いない、と説明しました。 彼女の横に座っていた Nobunari Oda も笑って私に賛同してくれました。 もちろん私たちが正しく、その日のうちにこのプログラムは投稿され、ファンはそれをエンジョイすることになりました。プログラムがもう閲覧されていることを Miki がとても喜ぶとは思いませんが、これが我々が生きているインターネット社会の現実です。 私が期待するに、彼女のファンが(プログラムについて)たくさんの好評のコメントを投稿することになるでしょう。

私は日本語を話せませんが、Miki は (そして Nobu も)英語が本当に上達しています。 彼女は、このプログラムが自分にとって新鮮で(今までと)違ったものなのでワクワクしていると言い、より「エグゾチック」に皆が感じると思う、とのことでした。 彼女はこの夏、たいへん良い練習を積んできていて、幸いここまで怪我をしていません。 彼女の最初の目標はグランプリシリーズと全日本で良い演技をすることで、それが済んで初めてオリンピックについて考え始めるとのことでした。 彼女のライバルたちが何をしているかは心配せず、自分に集中するようにしているそうです。

興味深いこと1点: Miki と Nobu のコーチである Nikolai Morozov は、2010年のバンクーバー五輪の前の数週間、ハッケンサックのリンク (アイスホッケーサイズで小さい)から五輪規格のフルサイズリンクへと、生徒たちを移せると良いと考えています。 コネティカット州シムズベリーで彼らが練習することになるというプレス・リリースがありましたが、これはまだ決定ではありません。

私は実は Miki の金色の衣装が、とても綺麗だけれど、競技用コスチュームとしてはやや露出が多く、また輝き過ぎると思ったので、ショーの後で そのことを Nikolai Morozov に訊ねて見ました。 彼の答は、彼女がたくさんの衣装を持っていて その中から選べること、そしてあの衣装が競技用のものより「ショーにはおそらくベター」だった、というものでした。

Miki、Nobu、そして Johnny Weir や Madison Chock/Greg Zuerlein 組 をはじめとしたスケーターたちがショーの後のパーティーに出席し、またファンと会っている時の写真が IceNetwork に載ります。 加えて、Miki とのフル・インタビューも 間もなく IceNetwork に掲載されます。(*)

<*
http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20090928&content_id=7205346&vkey=ice_news

 
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2009年09月20日

ISCC のプレスリリース、そしてショー

安藤選手らがショーに出演した Simsbury の International Skating Center of Connecticut(ISCC)、その公式サイトに掲示されているプレスリリースを、ISCC の許可のもと、日本文に訳してご紹介します。

なお、ISCC によると、安藤選手は19日、今年度のショートプログラムを演じたそうです。

We thank Ms. Laura Smith for her permission.



「金」 シムズベリーに戻る
ISCC(コネティカット国際スケートセンター)、五輪選手を歓迎
〜オリンピックや世界選手権で活躍するコーチが2010年のバンクーバー冬季五輪に向け、シムズベリーで 6カ国からのスケーター13人を指導することに


私どもコネティカット国際スケートセンター(ISCC)は、オリンピックや世界選手権で活躍するコーチである ニコライ・モロゾフ氏がその生徒13人(6カ国)とともに、2010年のバンクーバー冬季五輪の準備のため当シムズベリーに練習拠点を置くことになったことを、ここに誇りをもってお知らせいたします。

ニコライ・モロゾフ氏が指導しあるいは振付をしたチャンピオン達には、ミッシェル・クワン、サーシャ・コーエン、荒川静香、安藤美姫、本田武史、アレクセイ・ヤグディン、と言ったシングルスケーターがいます。 また、シェイ=リン・ボーン/ヴィクター・クラーツ組、メリッサ・グレゴリー/デニス・ペテュコフ組、エレナ・グルシナ/ルスラン・ゴンチャロフ組、そして当 ISCC のエミール・ナッシア/マシュー・ゲイツ組、と言ったアイス・ダンス選手を指導してきました。

モロゾフ氏はスケート選手でしたが、引退後タチアナ・タラソワ女史のもとでアシスタントコーチを務めたのち、独立してコーチや振付けを始めました。 その指導でボーン/クラーツ組をカナダ初のアイスダンスの世界選手権金メダルへ、そして安藤美姫を世界タイトルへと導きました。 4年前シムズベリーで指導していた時に、荒川選手をオリンピック金メダル、グルシナ/ゴンチャロフ組を銅メダルへと指導したのです。 この冬に向け、モロゾフ氏はハンガリー・イスラエル・イタリア・日本・スペインそしてウクライナからの五輪級スケーター(下記に名簿)とともにシムズベリーに戻って来て、2010年のバンクーバー冬季五輪に向け練習しますので、シムズベリーの国際スケートセンターが「世界」のホームリンクであることが明らかになりました!

ISCC のマネージング・パートナー、デイヴ・ロバーツは、これをまとめるための4ヶ月間のモロゾフ氏との協議を踏まえ、次のように語っています。 「私たちはニコライと彼のもとの選手みんなが、フィギュアスケートのコーチと生徒のすばらしいチームである我々に合流することにワクワクしています。バンクーバーへの準備のために彼らのホームリンクになることを嬉しく思います。」 モロゾフ氏は、世界中からの生徒を引き連れ何故シムズベリーの ISC なのかを問われ次のように答えています。 「私がシムズベリーに戻って来るのは、施設が完璧で、また私が心地よく感じるからです。 もう何年もデイヴとは知り合いだし、この町や界隈や人々が大好きです。 私の見てきたスケーターが ISCC でのトレーニングのあと大成功しているし、戻って来るのを心待ちにしています。」

モロゾフ氏とその選手達はこの1月にシムズベリーで練習を始めます。 それまでは、彼らは世界のいたる所での競技に参加します。 9月19日の午後7時、ISCC での New England Competitor Exhibition に、彼はその選手の一部をスペシャルゲストとして連れてきます。 このイベントは USFS の認可を得ています。 入場料は $10 ですので、一般の方々もぜひどうぞ!


コーチ:ニコライ・モロゾフ

シングル男子:
織田信成、日本
Japanese National Champion
Junior World Champion

村上大介、日本
Japanese National Bronze Medalist

Javier Fernandez、スペイン
Spanish National Champion


シングル女子:
安藤美姫、日本
World Champion

Valentina Marchei、イタリア
Italian National Silver Medalist


アイス・ダンス:
Nora Hoffmann & Maxim Zavozin、ハンガリー
Hungarian National Champions

Cathy & Chris Reed、日本
Japanese National Champions

Alexandra & Roman Zaretsky、イスラエル
Israel National Competitors

Anna Zadorozhniuk & Sergei Verbillo、ウクライナ
Ukrainian National Silver Medalists (2007)
 
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