2009年06月25日

DOI 2009 読者レポート

掲示板に来られているファンの方から、Dreams on Ice 2009 のレポートを頂いたので、原文に基づき ご紹介します。



いつもこのサイトを楽しみに読ませて頂いています。 Dreams On Ice 2009 を観てきました。 私は20日の夜公演と、21日の昼公演を観ました。 思いもよらず、2つのプログラムを観ることができてとてもうれしく思い返しています。
 


20日、オープニングで美姫ちゃんを見つけたときは、久々の元気そうな姿にドキドキしました。 衣装は、リンクで踊るとあみあみのトップスは、スケーティングすると黒い薄目のシースルーっぽくに見えて、ピンク色のトップブラがポイントになって、黒いミニスカートとのコーディネートはすごくキュートでした。 黒とピンクの組み合わせって可愛いでしょ? 夏らしいし。
それに、なによりのアクセサリーは美姫ちゃんの腹筋と背筋。 腹筋は割れてるし、背筋は太く引き締まっているし、とにかくかっこよかったです。 今流行の、女性がジョグとかワークアウトで目指している体型そのもので、一朝一夕につかないその筋肉に私はうっとりしてしまいました。 それに、太陽のようなスマイルがますますその筋肉と相まって「健康美」そのものでした。
おしゃれでかっこよかった、マドンナみたいな印象でした。

さて、20日のプログラム、3つの曲を組み合わせ。 美姫ちゃん、すごく嬉しそうに滑っていてキレもあったし、美姫ちゃんがスケートを楽しんでいるようだったので、来シーズンも楽しみだなということと、これから過酷なオリンピックシーズンをこの美姫ちゃんが楽しくスケートできる、このプログラムで乗り切ってほしいな、と思いました。 お気に入りのプロがあると、試合ごとの気持ちの切り替えがうまくいくような気がしました。


 
21日のプログラムは、モーツアルトのレクイエムと別の曲との2部構成のプログラムでした。 私、モーツアルトのレクイエムは好きで、よく聴きます。 なんか、レクイエムとか言うと、ちょっといいイメージ無いかもしれないんですけど、私は魂が浄化される感じがします。 衣装はアイビリーブの衣装のスタイルで、紫色からグレーっぽいグラデーションになっていて、胸に十字架のモチーフが入っていました。 このプロの印象は、「あ〜、安藤美姫のスケート人生そのもののドラマを見てるようだ」でした。 最初は、苦悩、狂乱のシーンから始まって、トリノオリンピックの後とか世界女王としてのシーズンの苦しさを彷彿させられました。 力尽きるように氷に倒れる美姫ちゃん。 これまでも、引退したい、すべきではないか、と自問自答しながら、気持ちが燃え尽きてしまった頃を思い出しました。

静かな間が流れて、会場のスポットライトもすーっと暗くなって・・・静寂。
その静寂も心地よかった。 苦しんだ魂が浄化されている時間って感じがして。

音楽は今度は別のもの。 シーンが変わります。 希望を見いだすシーンかな?
一筋のスポットライトが闇の中から立ち上がった美姫ちゃんにそそいで、その光から美姫ちゃんは何かを見いだしたような、そんな表情でゆっくりと滑りはじめます。 手を大きく仰いで、ふっと両手で大切そうに小さな球体を抱えるしぐさが入ります。
私には、これはスケートを滑ることの楽しさを取り戻した美姫ちゃんに思えたのです。 その球体をいとおしそうにたいせつに抱えて、ぽーんと放り投げた、その瞬間、美姫ちゃんのパッションがものすごい迫力の振り付けに変化しました。 振り付けの印象は、今シーズンのオルガンを思わせるものです。 客席に有無をいわせぬ強い力で美姫ちゃんは復活したのでした。 これは、今シーズンのワールドを思わせる部分でした。 安藤美姫の生命力、諦めない心、スケートを愛する気持ち、全部がカオスになってどーんと私のハートにぶつかってくる、そんな演技でした。

気がつくと、曲が終わっていて場内がものすごい勢いでスタオベの嵐でした。 私は、涙が止まらなくてスタオベすることもできずにぼーっと席に座り込んでしまったままでした。 美姫ちゃん、ごめんなさい。 心の中ではスタオベ以上の感動をしていました。 素晴らしい演技をありがとうございます。



一緒に行ったお友達は「あれは”復活”(がテーマ)だね」とスタオベの後に言っていたけど、私には「これは”再生”がテーマだと思う」とは言えませんでした。 人によっていろんな見方、解釈ができるプログラムだったから。 その正解は美姫さんにしかわからない。 でも、観た人がそれぞれの解釈をして、いっぱい感動できるプログラムだと思います。

美姫ちゃんの表現力は非凡だけれど、実は、美姫ちゃんが普通の人の感覚も持ち合わせているから表現できるんじゃないかと思うんです。
普通の感覚がわかるから、わかりやすい表現ができるんだと思います。
あのプロは解釈や感想も十人十色なんじゃないかな〜? 私の感想はともかく、できたら、いろんな美姫ちゃんファンの感想を機会があればお聞きしたいですね。

ショーに、行くことができて良かったです。
これからもずっと美姫ちゃんファンでいたいです!



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2009年06月19日

想いの共感、夢の共有

「あの日 あの時 ・・ 〜 アンケート: 安藤選手との出会い 〜」 に皆様からたくさんのコメントをいただき、心より感謝申し上げます。
 
尽きることのない想い、蘇る感動、・・そのみずみずしさは、年月を超えて こうして私たちの大きな共有財産になりつつあることが実感されます。
 

 
皆様の安藤選手との出会い、やはり、きっかけとして一番多かったのは、05-06のトリノシーズンのようです。
世界でただ一人の4回転ジャンパーとして、またオリンピックの出場候補としても注目を一身に集めた時期でした。
まだあどけなさの残る 愛らしく美しい容姿も、注目の大きな要因だったでしょう。
 
そして、トリノオリンピックでの失意を克服しての、06-07シーズンの鮮烈な復活劇。
特にGPS スケートアメリカでのシェヘラザードを挙げられる方が多く、この時のスケーティングは、今思えば、07世界選手権での金メダルを予感させるものでした。
 
怪我に苦しみ、またしても波瀾万丈となった07-08シーズンのドラマの数々も、多くのファンの安藤選手との出会いを生み出したことが判ります。
 
安藤選手との出会いは こうして多様ですが、文面に共通して感じられるのは、その絆が安藤選手の苦難の時こそ一層深くなり、そして彼女の演技が光り輝くたびに、新たないのちを得るがごとく強くなる、ということではないでしょうか。
 
何度も悔し涙を流しては、それをみんなの歓喜の涙に変えてきた安藤選手。
同時に、無邪気な今どきの普通の女の子として、人としての弱さ、強さ、可愛らしさを正直に、そのまま見せてくれる安藤選手。
彼女に 私たちはハラハラしつつも、それゆえなお惹きつけられる、そんな私たちの共通点も、頂いたコメントから読み取ることができそうです。
 

 
昨シーズンの世界選手権の表彰台で見せてくれた誇らしく晴れやかな表情は、そんな彼女が 一回りも二回りも成長したことの証しに見えました。
・・・
そして迎える新シーズン、ファンにとって、どんな安藤選手に出会えるのか、胸が高鳴るのを抑えきれません。



ご寄稿いただいた皆様に重ねてお礼申し上げます。


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