2011年10月18日

Quo Vadis Snoopy 〜スヌーピーいずこへ〜

読者の方からの強いお勧めを頂き、チャールズ・シュルツの Peanuts の、米テレビ放送用アニメ版のエピソード、「She's a Good Skate, Charlie Brown (邦題 スヌーピーのスケートレッスン)」 を 中古ビデオ(ポニーキャニオン)で入手し、深い感慨とともに堪能しました。

このエピソードのDVD版は、きょう18日に本国で発売され、そして日本では来月2日に新たにワーナー・ホーム・ビデオから発売予定となっている、「Snow Days (邦題 スヌーピーとクリスマスのお芝居)」 に、他の1編とともに収録されています。

ストーリーの詳細はいわゆるネタバレになりますので、ここでは省きましょう。
が、24分のこの珠玉の1遍の中で作者シュルツは、Peanuts 仲間のペパーミント・パティが フィギュアスケートの競技会に出て奮闘するまでの過程を、この素晴らしき"芸術かつスポーツ"への 深く大きい愛情をもって描き切っており、お勧め頂いた以上のものを心に刻むことになったことを、敢えて ここに記したいと思います。

そして ペパーミント・パティの厳しいスケートコーチはスヌーピー、そしてパティが演じるプログラム曲はプッチーニの歌劇から 「O Mio Babbino Caro (私を名づけた愛しいお父さん)」。
われらが snoopy とのゆかりの深さを感じずにいられない設定ですが、一番に感じる snoopy さんとの「つながり」は、パティのスケーティングそのものです。

アニメとは思えないような氷上のたおやかな動き、そして少女が夜も明け切らぬうちに励むその練習の姿と、卵なれど選手としての覚悟と熱意には、フィギュアスケートの普遍的な原点が余すことなく描かれていると思います。

動きのモデルの一人はシュルツの娘、エイミーとのことですが、若き日の snoopy 選手を重ねて観ると、不思議なリアリティをもって迫ってくるものがあります。


なお、原作の漫画版にはDVDには無い内容も多く含まれていますので、 ぜひ、併せて お読みください。




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posted by administrator at 23:26 | TrackBack(0) | 安藤美姫 | 更新情報をチェックする