2008年11月12日

CoC 読者レポート

掲示板に来られている TICO さんから、中国杯の観戦レポートを頂きました。
(画像をクリックすると大きくなります。)




安藤選手の応援がしたくて北京に行ってきました。 正直に申し上げますと私はフィギュアスケートを観戦するようになって日の浅いファンです。 こんな自分が現地観戦レポートを、というのは大変恐縮ですが、ご報告いたします。

カップオブチャイナ、7日のペアフリー、8日の女子フリー、アイスダンスフリー、男子フリーを観戦してきました。日程は2泊3日という短期観戦でした。
私は観戦ツアーに参加したのですが、ツアー参加者それぞれが違う選手が好きという状況で、女子シングルにしか興味のなかった私にはフィギュアの魅力の奥深さを感じるコンペティションとなりました。 今までじっくり観たことのないアイスダンスやペアについても、周りの方々から教えて頂いてフィギュアの魅力を存分に感じることができました。


目的の女子フリーでは、安藤選手が表現力に磨きをかけたプロでシルバーメダリストに! スケートアメリカから2週間という短期間でグレードアップした演技を彼女は見せてくれました。
嬉しかった〜! 演技についてはテレビで放映されていましたから、割愛します。
会場の雰囲気と初めてお会いできた安藤選手の印象について書きます。



(会場の雰囲気について)
会場には、安藤選手のバナーとキムヨナ選手のバナーが目立ち、8日の見所は女子フリーといった雰囲気でした。
初海外観戦の私としては嬉しい驚きがたくさんありました。
その一つは、「カメラ」。 日本では撮影禁止なので、カメラを持って会場に入れることが嬉しかったです。 観客の多くはデジタルカメラを持っていましたが、中にはデジタル一眼レフで「君は報道記者か?」級のレンズで撮りまくる方がたくさんいるのには驚きました。きっと道中のスーツケースの半分はカメラじゃないかと思うくらいでした。
私は、中国では大きいカメラは報道関係者に限られているので、入国審査でひっかかることがあるかもしれないから、持っていかない方がいい、と旅行会社の担当者さんに言われていたので「持ってくれば良かった〜〜〜!」と思いました。 とはいえ、手持ちのコンパクトカメラで貴重な国際大会の模様、選手や会場の撮影ができることはいい記念になりました。
(管理人注:これから海外観戦の方は、GP開催各国ごとにカメラの扱いは異なりますので、現地法令や指示を厳守してください。)

そして、とても嬉しいことに、観戦ツアーで来られた、席が近い韓国の方が素敵な安藤選手の写真を撮っていたので、私隣の席に座っていた英語の堪能な日本の方と一緒にその写真を観ながら私が何気なく、韓国の方に「私は MIKI ANDO のファンで、あなたの撮った MIKI の写真がステキなのでうらやましい」、と話したら、隣の席の方がご厚意で伝えてくださいました。
すると、韓国の方は、「 E-Mailで送ってあげるよ!私も MIKI のコスチュームが大好き!」と言ってくれて安藤選手の人気の高さを感じるとともに、そのご厚意に感謝しました。 こんなに好意的なんて! 私は彼女の親切心に感激しました。
ここにいる人たちは本当にフィギュアスケートが好きなのだなあ、と他のファンの皆さんの視野の広さに感心しました。 彼女はキムヨナ選手のファンなのだけれど安藤選手のこともほめてくれて嬉しかったし、私も彼女が好きなキムヨナ選手の生の演技がみられることが嬉しく思えました。 別の国籍の人とお互いに好きな選手の演技を心待ちにする時間が持てるとは出発前には想像していませんでした。



私は今まで安藤選手やシングルの特定の選手しか知識がなかったので、フィギュアを知らなすぎて恥ずかしかったです。 それから、英語が話せないので、せっかくのコミュニケーションの機会だったのに、残念でした。


でも、国を越えて共有できるものがあるというのは本当に素敵なことだと感じたし、フィギュアスケートを好きになってよかったと思いました。
今度、海外観戦する機会があれば、英語は少し話せるようになりたいものです。


観戦も終盤に入ると、だんだん自分の中でもどの国の選手もその人の良さが出ていれば美しいと感じるし、失敗があっても観客が拍手で努力を讃えることになじんできて、国際大会独特の雰囲気に浸ることができました。 温かい雰囲気が会場いっぱいにあふれていました。 それぞれの選手が自分の演技をして、違うからこそ素晴らしいのだと、みんな違ってみんないい、と実感しました。
この感覚は日本では感じられなかったモノだったと思います。 貴重な経験でした。 安藤選手がいる世界というのは、こういう世界だったのか〜、と少し想像したりしていました。



(安藤選手について)
愛しの安藤選手ですが、なんと!!プレゼントとお手紙を直接お渡しすることができました〜

中国杯では投げ込みはぬいぐるみしかしていないようだったので、プレゼントをどうやって渡したらいいのかな〜と困ってしまいましたが、機会に恵まれて本当にラッキーでした。

緊張しながらも「フリー、頑張ってください!」と言うことができました。
コンペティションの間の疲れている中でもファンサービスしてくださって、本当に申し訳ないやら、ありがたいやらでした。
渡し終わってから、自分がまさか安藤選手に会えたなんて!信じられなくてジャスミンティーを飲んでしばらく余韻に浸っていました。 落ち着くまで時間がかかりました。




間近でみた安藤選手の印象は、
「顔ちっちゃい!細い!目でっかい!」(笑)
とにかくキュート でした。 透明感のあるアスリートという印象でした。
こんなに魅力的な人がいるんですね、地球上に!!


安藤選手はとても落ち着いていて、リラックスしていらっしゃいました。
ファンへの対応も慣れていらっしゃいました。
韓国のファンにも流暢な英語+笑顔で対応されていました。
(ステキ、才媛ですね!さすが一流アスリート )


フリーの演技が終わった後も、男子の観戦中にファンサービスしたり、出待ちのファンにも、サインや写真に応じてくれていたというお話を聞きました。 優しい人ですね!
ファンを大切にしてくれて、これも安藤選手の魅力だと思いました。 リンクの外の安藤選手は私から見るとシャイな印象を受けましたが、少しでも時間の許す限りファンサービスをしてくれ、そのお気持ちがとても嬉しかったです。

よくよく考えてみると、こうした私の身勝手な行為にも気持ちよく対応したり、各国プレスの取材を受けたり、もちろん練習もありますし、コンペティションの後も日本に直帰されるようで(観光なんてする時間がない)、多忙なスケジュールの中、ベストな演技をする、という普通の社会人にはない緊張の連続を常に感じているのかと想像すると、尊敬してしまいます。

彼女の負担は、どれほどかと思います。 ファンとしてどういう風に接していけばいいのか、考えさせられました。 今回は安藤選手に会えたことで舞い上がってしまったのですが、これからは安藤選手へ負担のない接し方をできるように工夫したいです。 スケートアメリカでも貼られていたこのサイトのバナーはとても目立っていました。きっと安藤選手の目にもとまって、あの演技につながる励みになったと思います。 見慣れたバナーは選手も落ち着くものだと思います。 こういった応援の仕方は見習いたいです。
中国でご一緒させていただいた安藤選手ファンの方々にもいろいろアドバイスいただいて、おかげさまで何度か安藤選手に会うことができました。



海外観戦はフィギュアを通じて世界を感じることができました。 そのドアを私に与えてくれた安藤選手に感謝したいと思います。 これからもずっと応援していきたいと思います。
カップオブチャイナはハートフルな大会でした。 是非、機会がありましたら、皆さんも海外観戦をおすすめします。 とっても楽しかったです。


追伸:中国は正直いい印象がなかったのですが、とても人があたたかくて、素朴で安心して観光できる国だと思いました。
北京ダックもおいしかったデス☆花茶も・・・


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posted by administrator at 15:47 | TrackBack(0) | 安藤美姫 | 更新情報をチェックする

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