2009年01月03日

MOI 読者レポート

掲示板に来られているファンの方から、Medalists on Ice のレポートを頂いたので、原文に基づき ご紹介します。



今年の全日本選手権も熱戦の末、安藤選手は3位入賞を果たし、3年連続世界選手権への切符を手にいれることができました。

安藤選手、おめでとうございます。 また、世界選手権、四大陸選手権、ユニバーシアードへの出場権を獲得された選手の皆様、おめでとうございます。 選手の方々への敬意を表すとともに健闘をお祈りいたします。

ショーの感想

簡単に感想をお伝えしますと、選手達の入賞した喜びがあふれんばかりのさわやかな、意気込みあふれるショーでした。 次の試合を頑張ろう!という気迫、努力を評価された喜びが、演技のそこかしこに見受けられる貴重なショーです。

そして何より楽しいのは、今日だけは観客である私たちがジャッジだということ。
選手は私たちを楽しませようと、リンクサイドへ近づいたり、面白い演出で私たち観客へサービス精神旺盛に演技してくださいました。

多くのメダリストが美しい音楽ときらびやかな照明に照らされて一プロづつ披露してくれました。 最初はジュニア選手、ユニバーシアード派遣選手、昨年、惜しまれつつ引退したプロスケーターのランビエールさんのロミオとジュリエット、アントニオ・ナバーロさんのフラメンコ、そしてランビエール&アントニオのフラメンココラボレーションが入り、四大陸選手権派遣選手、そして、世界選手権出場選手の順に演技が進みました。
世界選手権派遣選手にはアンコール演技とインタビューもありました。

また、シンクロの演技などはなかなかテレビでは見られませんが、ショーにはぴったりで見応えがありました。 フォーメーションを組みながらのリフトやジャンプなどは感服してしまいました。
グランドフィナーレでは、笑顔の選手を見ているだけで幸せな気持ちになれました。 安藤選手も淡いピンクの衣装で登場。 男子の選手はそれぞれの衣装を交換して登場。最初はかなりとまどいました。 誰が誰だか分からないんですもの!
テレビやネットなどのフィルターを通さずにまだ、生でショーや観戦をされていない方は機会がありましたら是非、オススメします。 氷を削る音や、氷しぶき、選手の高い身体能力、人としての美しさは日常生活ではめったにお目にかかれる質のものではありません。

安藤選手の演技

オープニングに生オケに合わせて、まずは、シンクロチームがリフトやジャンプを組み合わせたフォーメーションで華やかにショーが始まりました。
そしてそれぞれの大会ごとに出場選手が手をつないで登場。 出場選手が群舞を始めました。 会場は徐々に一体化していきます。

私は驚きました。 群舞の中に安藤選手の姿があったのです。
「あれって、安藤さんじゃない?!」
見つけたときは大変嬉しかったです。 元気そうに笑顔を振りまく安藤選手の姿に、来た甲斐があったなあ!と思いました。

前日の演技で足を痛めてしまったということで、今日は出演できないかもしれないと思っていたのですが、オープニングの手の込んだ群舞を他の選手と同じペースでされていて、ファンとしてはほっとしました。

ショーは終盤に入り、いよいよ安藤選手の番となりました。

一瞬照明が音楽がぱっと消えて、暗闇の中にひとすじのスポットライトの光に照らされて安藤選手が立っていました。
彼女が演技してくれることに本当に感謝しました。 一部の観客は彼女が踊ることを驚いた様子でした。

プログラムは「ボレロ」 。
シンプルなコスチュームに安藤選手のしなやかな演技、スパイラル、ステップ、スピンを駆使して、彼女はわずかなエレメンツでボレロを演じきりました。
音楽との調和、緩急のある身体の使い方、彼女の表現したいことが伝わる静かな迫力があり、しなやかな肢体の動きが女性の美、強さを感じさせました。
演技が終わると会場もスタンディングオベーション!
安藤選手の持ち味のエモーショナルな演技で観客を魅了してくれました。 「生」命、を感じる力強い演技でした。

あっという間の演技が終わり、ショーではお約束のアンコールの拍手が会場を埋め尽くしました。
少し遅れて安藤選手はアンコールの拍手に応えるようにリンクに現れました。
その目にはアンコールに応えられなかった悔し涙が光っていました。
観客は今日の演技を讃え、鳴りやまない拍手に安藤選手はゆっくりと観客に挨拶してくれました。
観客はただただ拍手することで安藤選手をあたたかく労いました。
この一体感は心地よいものでした。

そして、インタビューが始まりました。
怪我が肉離れまでは行かなかったことは観客をほっとさせました。
多くの観客が安藤選手のコンディションを知るすべがなかったのです。
私は観賞の時点では、安藤選手言われるまで気づかなかったのですが、ジャンプなしの演技だったとのこと。 かつては「ジャンプの安藤」と言わしめた彼女がジャンプなしで観客を魅了できたことは表現力の豊かさを深めてきた証拠でしょう。

この表現力の源は彼女のもつ感受性の豊かさからにじみ出るものなのですが、そして彼女はすでに演技の後、観客の拍手で涙ぐんでしまっていたのでその後のインタビューでは動揺を抑えながらのものとなりました。
たどたどしいコメントでしたが、会話ですので行間も含んで観客は理解し、安藤選手の村主選手への思いやりに対し、謝罪の際、拍手が起こりました。

インタビューが進むにつれて、わき上がる感情に涙を流しながら話したコメントは、アスリート安藤美姫として世界選手権への切符を得られたことは周囲の支え、そして、観客やファンのおかげであり、その皆さんの支えをもってしても自分が万全の演技ができなかったことは悔やまれるという涙でありました。
温かい観客を前にして彼女は感極まった様子でした。
観客は「感謝してくれてありがとう。」という雰囲気でまた拍手が起こりました。
最後に、彼女なりに前向きに「世界選手権で表彰台にのり、人としても光りたい」と力強い抱負を語った安藤選手、また一つ成長した姿を私たちに見せてくれました。

チームジャパンの結束

さて、ショーの中で印象的なことをさらにお伝えしましょう。
村主選手のインタビューで、「12月31日は私の誕生日なのですが、ジェネレーションギャップを感じたんですけど(本人笑)若い選手に昨日(12月27日)にお祝いしてもらいました。」とおっしゃっていました。 安藤選手をはじめ、いろんな選手に囲まれて楽しかったんでしょうね!

その他にも素敵なことが!
グランドフィナーレが終わり、ショーが終了した後に、男子選手たちがこぞってジャンプの競い合いを始めたんです!
織田選手が先陣を切って、四回転に挑戦!
それに続いて羽生選手や町田選手、無良選手たち男子選手がこぞってジャンプにチャレンジしていました。 みんな楽しそうでしたよ。
なかなか着氷しなくて残念でしたが、やんちゃな選手の一面もみられて本当に楽しかったですね。

是非、みなさんもこれから開催されるアイスショーはたくさんありますから、一度はリンクへ足を運んでみてください。
きっと今までよりフィギュアが好きになると思います。 それでは、本格化していくシーズンを楽しみましょう!

長文、乱筆乱文、失礼致しました。



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posted by administrator at 23:40 | TrackBack(0) | 安藤美姫 | 更新情報をチェックする

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