2012年05月04日

"Dear Miki, " 〜海外からのメッセージ〜

競技者としての環境の変化を前に、逡巡するかにも見える安藤選手。
そんな彼女の近況は、Mainichi 英語版(共同東京発)、あるいはロシアのWEB記事をはじめとした いくつかの媒体で、広く海外にも伝わりつつあります。

その海外から今般 当サイトに寄せられた Miki へのメッセージは、日本語でも ご紹介するべきと判断し、こちらのエントリーに まとめて掲載させて頂くことにしました。

We are receiving emails from abroad from those who have been in contact with us, in worries for Miki, having known her recent situations and words through web sources such as the report by
Kyodo Tokyo.
We have given here the Japanese translations to such messages so that the fans can share their views in both languages.



Miki Ando Fan Forum の管理人の一人、 MikiAndoFan#1 さんから :

親愛なる Miki へ、
あなたの演技を観る喜びを、これまで何年もの間 私たちファンに下さっている、そのことに、ありがとう。
最初にあなたが私の目を引いたのは、エレガントなのに力強さに溢れる、そのあなたの滑りの能力でした。
あなたの美しいジャンプは他に類を見ないものだし、年月とともにあなたのスケートはすばらしく上達して来ました。
あなたはとても個性的なスケーターです。 どんな時も私たちはあなたを応援して来ました。
Miki、お願いですから、まだ引退などしないで下さい。
あなたには技術面でも表現面でも、可能性のすごく大きなを部分を未だに示し切っていないからです。
We love you, Miki !

Dear Miki, 
Thank you for giving us (your fans) the joy of watching you skating for many years.
What first caught my attention was your ability to skate elegantly, but yet powerfully.
Your beautiful jumps are one of a kind and you have improved so much over the years !
You are a very unique skater and we have supported you unconditionally.
Please, Miki, don't retire yet.
Because you still have not shown so much of your potential, both technically and artistically.
We love you, Miki !



ロシアの Miki Ando ファンサイトの管理人、 Natalia さんから :

親愛なる Miki へ、
私は在ロシアのあなたのファンです。
今シーズン、私たちはあなたが居なくて とても寂しく、あなたの居ないロシア杯はロシア杯ではないような感じがしました。
会場の Khodynka Palace は あなたのきらめくような スケートを待っているのです。
あなたが十分な休養を取り終え、新シーズンに向けて準備しつつある、そう期待しています。
このロシアで、あなたと 2014年のソチで会えますように!
 
Dear Miki,
I'm your fan from Russia.
We miss you so much this season, CoR is not the same without you, Khodynka Palace is waiting for your brilliant skaing.
I hope you've had a good rest and ready for a new competitive season.
Wish to see you in Sochi 2014 in Russia !



2008年に Home of Champions のレポートを当サイトに下さった  Spun Silver さんから :

親愛なる Miki へ、
2006年以来、あなたの演技を競技・ショー双方で拝見するのを楽しみにして来ました。
あなたが ご自身の心の声に従うことを望むものの、私個人の信ずるところでは、2010〜11シーズンの あの絶品の美しさを持つショートプログラム以外は、試合ではまだほとんど見せてもらえずじまいになっている、あなたの側面がいくつかあるのです。
新しい振付師とともに競技に戻り、その振付師があなたの技術だけでなく あなたの尽きせぬ美しさと繊細な感受性とを表現し尽すことができたら、多くの人々が この上なく幸福になることでしょう!
しかし、「あなた」が幸福になる、そういう選択を どうかなさってください!

Dear Miki,
It has been my pleasure to watch your performances in both shows and competitions since 2006.
I hope you will follow your heart's desire, but my personal belief is that there are sides of you that we have hardly seen in competition apart from your exquisite short program from 2010-2011.
To return to competition with a new choreographer who can showcase your great beauty and vulnerability and not just your technique would make many people supremely happy !
But please do what will make *you* happy !



日本チームをいつも応援しておられる ウクライナの  Irenissi さん (Ira さん)から :

私の親愛なる Miki へ!
あなたのことを私はもう何シーズンも応援して来ました。
氷の上に とても素敵な日本の女の子を初めて見た時のことを覚えています。
あなたは私がファンになった最初の日本のフィギュアスケーターでした。
あなたのスケーティングは魅力的。 本当の女性のフィギュアスケート〜とてもフェミニンで美しいのです。
あなたのジャンプはいつも素晴らしい。 とても難しいジャンプを跳んでいるのに、です。
あなたの勝利の時、モスクワで私が喜びのあまりどんなに泣いたか、思い出します。
あなたはスケートに芸術としての形を与える、そこが私はすごく好きなのです。
だからこそ私は競技での安藤美姫の時代が終わって欲しくない・・・
でも これはあなたの人生、だからあなたの決断することだし、あなたがどういう決断をしても私はそれを支持しますが、
それでもなお 「去らないで」 と私は言いたい。
これからも あなたをずっと応援しています。
大きな愛を込めて、Ira より。

My dear Miki !
I supported you for many seasons.
I remember the I first time saw a very nice Japanese girl on the ice.
You were my first Japanese figure skater, who became my favorite.
Your skating is charming. It's a real woman's figure skating - very feminine and beautiful. Your jumps always look very nice, although you are doing very difficult jumps.
I remember how I cried with happiness in Moscow because of your victory.
You make skating as art form, which I love very much.
That's why I do not want that era of Miki Ando at the competition to end ...
But this is your life and it will be your decision and although I will support your any decision, all the same I want to say "Do not Leave".
I will always support you.
With big love, Ira.



米国 フィラデルフィアの  Gail さんから:

Miki さん、こんにちは!
私があなたのスケートそして不屈の精神を堪能するようになって もう何年にもなります。
2007年のスケートアメリカ(ペンシルヴァニア州 Reading )、2010年 Wilkes-Barre での Stars on Ice 、そして最近では12月に Caesars' Ladies' Tribute で、あなたを観ました。
ショーのあと、あなたに会えて お話もできたのは すごく楽しかったです。
あなたの心に従って下さい。そして競技であれ、ショーであれ、両方であれ、スケートに関わり続けて下さい。 私たちはあなたを 100%、支持します。
あなたに抱擁を!xoxo

Konnichiwa, Miki san !
I have enjoyed your skating & perseverance for several years now.
We saw you at Skate America in Reading, PA in 2007, SOI in Wilkes-Barre (2010), and most recently at the Caesars' Ladies' Tribute in December.
What a pleasure to meet you & talk to you there, after the show.
Follow your heart, and stay involved with skating, whether it be in competition/shows, or both.  We support you 100%.
Hugs to you ! xoxo



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2012年03月03日

Unforgettable Performances on Ice

すでにインターネット上の何種類かの動画でご覧になった方も多いと思いますが、安藤選手が今シーズンの Disson Show シリーズの最終編 Unforgettable Moments of Love on Ice に 日本から唯一参加し、そして最高とも言える成果を残したことは、SOI Japan Tour での大活躍に続き、ファンにとって 嬉しさの止まらない朗報でした。

この Love on Ice、Disson側が「シーズンの集大成」と言うだけあって 製作にも気合が入っているのが伝わり、公演後の評価をあちこちで見ると、そのどれもが大きな満足と賞賛に染まっています。

当サイトの「スケジュール」ページでもご紹介した、Kurt Files に 当日の演目が載っていますが、
http://www.kurtfiles.com/pics/event.php?id=2012%2FPandora+Unforgettable+Moments+of+Love+on+Ice+Dress+Rehearsal
実際にはこの他に オープニングアクトがありましたから、安藤選手の出番は5回、いずれも安藤選手にとって初演、5種類の衣装、3種類のヘアメイク になります。



宮本賢二氏の振付による2つのソロ、そして デュエットやグループナンバー、どの出番も安藤選手が楽曲に乗り切って演じていて、いずれ劣らず 思わず見惚れるものです。
が、その中でも新鮮な驚きをもって現地ファンに強烈な印象を残したのは 第1部のソロ、「You Must Love Me」 だったようです。

「思わず涙が出た」 「安藤選手にここまでの演技が出来るなんて知らなかった」 「いつの間にこんなに成長したんだろう」・・・そういう声を引き出した この You Must Love Me は、映画版「エヴィータ(Evita、'96年、原作のミュージカルは'78年)」の、主演マドンナの歌う、アカデミー歌曲賞に輝いたラスト・テーマ曲。

アルゼンチンの元ファースト・レディ、Eva Peron が自らの一生を振り返る形の歌詞には、しかし、時空を越えた普遍的なメッセージがあり、そして、こんな一節もあります。

Deep in my heart I'm concealing
Things that I'm longing to say

言おうとする心を、言葉でなくスケートに託して溢れさせる、そんな安藤選手の想い。
・・・
彼女のインタビューの中に、
「色んな意味の Love がありますが、それを表現するということ自体が初挑戦だったので、そういうところに大変さを感じました。 しかし、自分なりに歌詞の意味や作者の意図を考えながら、表現していこうと思っています。」
というものがありますが、
この You Must Love Me の歌詞の全編を聴き、また詩として読むと、安藤選手がそう語ることの本当の重さ・真剣さ、ひたむきな姿が、ひしひしと伝わって来るように思われます。



安藤選手のこの言葉が載っているのは、別エントリーにも追記にて ご紹介した 北米報知(The North American Post)の、佐藤睦子レポーターによるインタビュー記事。
http://napost.com/index137.htm

その佐藤さんから、次のように メッセージを寄せて頂いています。

「先のアイスショーはTV放送用に行われたもので、失敗などするとショーの最後にもう一度選手が失敗した部分をやって撮り直します。 他の選手がやり直しをしている中、安藤選手はやり直しをせず、完璧な演技を披露して下さいました。 ・・また、最近「グローバルな人材」という表現がよく使われていますが、それは安藤選手のことだと思います。 「フィギュアでの日本人の不利/有利な点は?」という私の質問に対しても、「基本的に人間なので どの国の人だからこれが不利というものは無いと思います」と返答頂きました。 世界を知ってるからこそ「本質は変わらない」というお考えなのではと思います。」



さて そのTV放送、現地アメリカでは、2時間枠で NBC、そして Ovation のネットワークで全編が放映されました。 残念ながら、輸出版は1時間枠のようで、日本で来たる3月11日に CS チャンネルで放送されるのはこちらのほうです。

しかし ぜひ、その1時間枠に、安藤選手の2つのソロが含まれていることを、期待したいものですね。

引き続き Art on Ice のシリーズでも 好演を続けている安藤選手。
そして11日は この Love on Ice の放送、Reborn Garden の公演、ソロモン流・・。

ファンにとっても充実の季節が続きます。
 
 


読者の皆様からのコラムやレポートで長文の場合などは、メールで投稿いただければ、順次、掲載してまいります。
匿名、イニシャル、HNなど、いずれでもけっこうです。
また、多少編集させて頂く場合があることを予め お許し願います。
投稿は
こちらまで。

 
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2011年12月22日

USSA Athlete of the Year 結果発表!

United States Sports Academy (USSA)主催の 「Athlete of the Year」 の結果が、予定を早めて 20日に発表され、安藤選手は女性部門の2位となりました。
全世界・全競技を対象とした結果の12人のノミネートの中での この2位は みごとであり、あと一歩だったので惜しい気もしますが、やはり嬉しいニュースに違いありません。

http://www.ussa.edu/publications/news/2011/12/20/academys-2011-male-and-female-athletes-of-the-year



当初、NBC 系のルートで配布された、USSA のコミュニケでは、投票の〆切が24日(土、現地)の深夜24時である、となっていました。
その当初文面は、例えばこちらのサイトに 21日現在も 残っています。
http://www.sportcentric.com/vsite/vcontent/content/news/0,10869,5187-188805-206027-44766-315386-news-item,00.html

「 Sports fans from across the world will decide who the most outstanding male and female athletes were in 2011 through online voting on the Academy’s website. The ballot of 12 males and 12 females went live on Thursday, December 1 and closes at midnight Saturday, December 24. 」

なぜ事前の告知なくスケジュール変更になったか、今後 判るようであればお知らせ致しますが、いずれにしても、正しい〆切の表示を当サイトが結果的にできなかった点を、深くお詫び申し上げます。



男子は
1位が テニスの Novak Djokovic (ノバク・ジョコビッチ、セルビア)。
2位が 米 大リーグ投手、デトロイト・タイガーズの Justin Verlander (ジャスティン・ヴァーランダー)。
3位が フィリピンのボクサー、Manny Pacquiao (マニー・パッキャオ)。

女子は
1位が 台湾のプロゴルファー Yani Tseng (曽 雅妮)。
2位が われらが 安藤美姫選手。
3位が テニスの Kim Clijsters (キム・クライシュテルス、ベルギー)。

フィギュアスケートから上位3名以内に安藤選手が入り、USSAのプレスリリースでのコメントを受けたことは、ファンとして 大いに誇りたいと思います。


この件、続報があれば、こちらのエントリーに加筆いたします。
 
 
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2011年12月18日

Miki ! Keep Your Flame Burning !!

We love Miki !!
 
 
 
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2011年12月02日

Vote for Miki Again !! 〜USSA アスリート・オヴ・ジ・イヤー〜

去る5月に、教育機関である米国スポーツアカデミー(United States Sports Academy、以下「USSA」) が主催する 2011年4月度の Athlete of the Month に、安藤選手が選出されたことを、皆様 ご記憶かと思います。 (男子部門もフィギュアスケートのパトリック・チャン選手。)
 
月間アスリートになったことで、年末に選出される Athlete of the Year に自動的にノミネートされたのでしたが、いよいよ12月に入り、その投票が始まりました。

以下に 投票方法を ご紹介しますので、ファンの皆で安藤選手にぜひ、多くの票を!



1.まず、http://ussa.edu/ballots/athlete-of-the-year/ にアクセスします。

2.すると 「Ballot Instructions (投票方法)」 というポップアップが出ますから、その中の左下の 「Click to Continue」 を押します。

3.そして 男子部門 と 女子部門、それぞれマウスポインターを各選手の上に持っていくと色が変わりますから、男子アスリート1名 と 安藤選手、計2名をクリックします。 (すると「+」マークで選択済みが表示されます。)

4.確認したら、ページの左下の 四角い 「Submit Ballot」 ボタンを押します。
    (投票回数に制限はありません。



この、大学でもある USSA についての説明は http://ussa.edu/about/
、沿革は http://ussa.edu/about/history/  にあります。

27回目となるこの USSA Athlete of the Year、投票の〆切は現地(アラバマ)時間の24日いっぱい
翌25日のクリスマスに 受賞者が発表されます。
 
安藤選手が健闘されるよう、みんなで ぜひ応援しましょう!
 
 
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2011年11月03日

明日への軌跡 〜Her Long and Winding Road〜

思い立って、安藤選手のインタビューで WEB上に発表されたものを、改めて探し起こしてみました。
すると、そのどれもが思わず引き込まれてしまう、多彩な内容であることに気付きます。

これらは記録としてたいへん貴重でありながら、しかし、いずれリンク切れになって消失する恐れが無いとは言えません。

そこで 「アーカイヴ」 のページの補遺として、それらのインタビューを ここにリンク集としてまとめておきたいと考えました。
一部は既に画像リンク先が欠落しており、ファンの皆様各自の PC に、早めに保存格納されることをお勧めするところです。

<11月8日追記: yukiyuki さんから 当方の知らなかった記事、失念していた記事など、多数ご指摘をいただき、それらを字で追加いたしました。 ありがとうございます。 また別途、中京大学に入学内定の際の同大学広報と、2007年の同大学の同窓会誌の2点も追加しました。>
<11月12日追記: 同じく yukiyuki さんから 追加のご指摘をいただき、それらを字で記載しました。 ありがとうございます。>
<12月27日追記: 2009年の S☆1 収録のインタビュー(ブログ Love&Princess さん情報、動画)と、2011年の Weekly Biz (米誌)の記事を追加しました。>
<1月5日追記: 日経WEBの「フィギュアの世界」の部分に、5日付のインタビュー(花梨 さん掲示板情報)を追加しました。>
<1月6日追記: 米 FCI (Fujisankei Communications International) 実施のインタビュー公式動画(12月30日放送、もー さん掲示板情報)を追加しました。>
<1月11日追記: 朝日中学生ウィークリーWEB版のインタビューを追加しました。>
<2月16日追記: The North American Post WEB版のインタビューを追加しました。>
<2月26日追記: 同 英語版を追加しました。>
<4月9日追記: Ice Skating International の記事(一部インタビュー、nefertiti さん掲示板情報)を追加しました。>
<6月3日追記: Absolute Skating と China Daily のインタビュー(nefertiti さん掲示板情報)を追加しました。>




ジュニア時代のもの。 頬の緩む内容がたくさん。

2002年のJGPFでの4回転サルコウの成功を受けてのインタビュー。 翌年1月5日付の日刊スポーツの紙面から。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/interview/2003/sun030105.html

2003年2月初旬、安藤選手の名古屋から新横浜への移動の新幹線車中で行ったインタビュー。 今川知子さんの 「Kiss & Cry」 2月12日付。
http://homepage3.nifty.com/skate/iando.html

インタビューとも言えないけれど、2003年 「にっぽにあ」26号に掲載された記事。
http://web-japan.org/nipponia/nipponia26/ja/interview/index_3.html

2003年12月の全日本選手権後の各選手記者会見記事の中に、優勝直後の安藤選手のものもあります。 同じく 「Kiss & Cry」 から 12月30日付。
http://homepage3.nifty.com/skate/special.html

2004年2月初旬のインタビュー。 2月11日付の Asahi.com 「戦士のほっとタイム」。
http://www.asahi.com/sports/column/TKY200402110124.html

2004年3月初めの世界ジュニア選手権優勝から凱旋帰国してのインタビュー。 同月下旬の世界選手権初出場を控える9日、都内ホテルにて。
http://www.fujitv.co.jp/sports/interview/015/int.html

2004年8月10日付、全国高校野球選手権を観戦した時のインタビュー。 アスリートならではの視点。
http://www2.asahi.com/koshien2004/special/OSK200408100034.html



シニアに本格的に上がって。 メディア攻勢を避けてか、シニア初期のインタビューの数がWEB上では僅少です。

Sports@nifty には2回目の世界選手権参戦前後の様子が 青嶋ひろのさんのインタビューで追跡されています。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/03/2_b1f1.html
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/03/20052_55cf.html
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/03/post_cfa0.html
また、巨人軍始球式の後のインタビューもあります。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/04/post_3b23.html
そしてドリーム・オン・アイスでの共同記者会見。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/07/dreams_on_ice_2_1445.html

2005年10月19日、五輪シーズンのGP参戦(11月末のロシア杯)を控えた、オハイオ州 Winterhurst でのキャロルコーチとの日々の様子を伺い知ることのできるインタビュー(英文)。
安藤選手のシャイな一面が滲み出ています。
http://www.japanskates.com/interviews/Miki_winterhurst/Miki_WH_Interview.htm

2005年11月15日付 YOMIURI ONLINE 。 五輪への抱負などインタビュー。 
http://www.yomiuri.co.jp/adv/team/interview_20051115.htm

2005年12月22日付 中京大学広報における、入学内定時のコメント。 第16面。
http://www.chukyo-u.ac.jp/information/publication/publications/images/146_570e926b39890eafa4c4dd1ae842b12663be5a12.pdf

2006年2月初旬、JOCのホームページでの五輪に向けた1問1答とファンへのメッセージ。
http://www.joc.or.jp/torino/athlete/figureskating/andomiki.html
http://www.joc.or.jp/torino/spcmt/andomiki.html

2006年2月15日、クールマイヨールでのJSF合宿時のインタビュー。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/comment/200602/at00007794.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/column/200602/at00007797.html
同 2月20日、トリノでの記者会見。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/comment/200602/at00007996.html
同 2月24日、東京FMでのコメント。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/comment/200602/at00008113.html



トリノ五輪以後。

2006年8月12日付、心機一転、新たな決意の読める記事。写真多数。
http://mainichi.jp/enta/sports/graph/spodol/009/

2007年3月、東京世界選手権を目前にしてのコメント(sports@nifty)。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2007/03/18_3a71.html
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2007/03/19_c8b0.html

2007年4月、中京大学の同窓会誌が掲載した安藤選手の特集「人として強く、美しく」。 4ページ。
http://www.chukyo-u.ac.jp/alumni_association/communication/25.pdf

2007年7月7日、ハッケンサックでのホームリンク・ショー「Miki Ando and Friends」 の折の、NYのイベント情報紙によるインタビュー。
http://www.yomitime.com/hito/69_ando.html

2008年3月、ヨーテボリ世界選手権のSP直前のコメント(sports@nifty)。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2008/03/sp_6cda.html

中京テレビの「チュッキョ・フィギュア」でのインタビュー。 2008年7月16日放送分。
http://www.ctv.co.jp/straight/0807161155/figure.html
同 7月23日放送分。
http://www.ctv.co.jp/straight/0807231155/figure.html
同 9月10日放送分に関する、本田キャスターの取材日記の部分。
http://www.ctv.co.jp/straight/0809101155/figure.html

2008年12月12日、フリーの曲を換えて挑むGPF直前のコメント(sports@nifty)。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2008/12/2008sp-89ca.html

2009年3月、ロサンゼルス世界選手権のSP後のコメント(sports@nifty)。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2009/03/sp-2f67.html
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2009/03/sp-9b4c.html

中京テレビの「チュッキョ・フィギュア」でのインタビュー。 2009年5月6日放送分。
http://www.ctv.co.jp/straight/0905061155/figure.html
同 6月3日放送分。 関連エントリーが当ブログにあります。
http://www.ctv.co.jp/straight/0906031155/figure.html

2009年6月21日 TBSの番組「S☆1」で放送したインタビュー(動画)。
http://www.tbs.co.jp/j-spo/s1/20090621.html

これもインタビューとまでは言えない編集ですが、別途に「自己評価シート」があります。
2009年8月3日付 朝日新聞 GLOBE。 2ページ。
http://globe.asahi.com/breakthrough/090803/01_01.html

2009年10月1日付の日本オリンピック委員会による、バンクーバーに向けたインタビュー。 ビデオメッセージあり。
http://www.joc.or.jp/athmsg/201001_ando_01.html

GoldenSkate 2009年11月12日付のインタビューは 当サイトで許可を受けて 翻訳済み。
http://www.goldenskate.com/articles/2009/111209.shtml
http://miki-ando-and-fans.seesaa.net/article/132936759.html

2010年3月10日の NumberWeb。 インタビュー部分は少ないが、バンクーバー五輪とその直後の安藤選手の描写。3ページ。
http://number.bunshun.jp/articles/-/15363?page=1

2010年3月、トリノ世界選手権SP直前のコメント(sports@nifty)。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2010/03/post-e802.html

2010年5月および6月、TOEIC のサイトに掲載されたインタビュー。
http://www.toeic.or.jp/square/entertainment/e_life/20_1.html
http://www.toeic.or.jp/square/entertainment/e_life/20_2.html

2010年11月24日付 Sportiva(web版)、青嶋ひろのコラム記事「コーチにも"ノー"と言える安藤美姫」。 取材コメント少々。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2010/11/24/article67/

2011年2月12日号 Mainichi Weekly 「Getting a Jump on English」
http://img.fujisan.co.jp/digital/actibook/2531/1381680611/511937/_SWF_Window.html?mode=1063

2011年2月21日付 Sportiva(web版)、四大陸選手権後の取材時のコメントいくつか。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2011/02/21/article104/

2011年3月15日付 IMG Japan のホームページ。 世界選手権モスクワ開催についてのコメント。
https://www.imgjapan.com/news/?page=news_detail&nws_code=405&y=2011

2011年5月1日、モスクワ世界選手権直後のロシアでのインタビュー。
http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/13556/
日本語訳は個人ブログ 「おろしあ国夢日記」 にあります。

同 5月1日付、Voice of Russia (日本語サイト) で紹介されたロシアでの記者会見内容。
http://japanese.ruvr.ru/2011/05/01/49702325.html

同 5月2日付、日本メディアによる世界選手権優勝後のニュース・インタビューの一例。
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY201105020073.html?ref=recb

同 5月2日付 Sportiva(web版)、青嶋ひろのコラム記事「選手としての挑戦」。 後半にインタビュー取材。 2ページ。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2011/05/02/article119/

2011年5月13日、バンクーバーでの Sears Stars on Ice の折の、現地日本語WEB新聞のインタビュー。
http://www.thefraser.com/2011/06/%E5%AE%89%E8%97%A4%E3%80%80%E7%BE%8E%E5%A7%AB%E9%81%B8%E6%89%8B
機種によっては、ブラウザーの URL欄に直接、次の文字列を入力: thefraser.com/2011/06/安藤 美姫選手

2011年6月28日付、日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会でのインタビュー。
http://skatingjapan.or.jp/celebration/#2

2011年10月4日、中日新聞インタビュー 「笑顔にさせる何かができる」。
http://opi-rina.chunichi.co.jp/topic/20111005-2.html

2011年10月8日、オートスポーツWEB。 F1を初体験「本当に想像以上でビックリ」。
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=36799

2011年12月初頭、アメリカの日系情報誌 Weekly Biz のインタビュー。
http://www.gachi-usa.com/2011/12/%e5%ae%89%e8%97%a4%e7%be%8e%e5%a7%ab/

2011年12月30日、米フジテレビ(FCI)の 「年忘れ&新春 よくばりインタビュー」で放送した安藤選手の回(動画)。
http://www.fujisankei.com/video_library/interview/mikiando.html
予告編はこちら : http://www.fujisankei.com/pickup/interviewSP.html

2012年1月1日号の こどもアサヒWEB版の朝日中学生ウィークリー 「私たちだからできること」
http://www.asagaku.com/topnews/chu/top1.html 〜日本と大切な人のために〜

2012年2月10日、米国の日系新聞 The North American Post (北米報知) 「フィギュアを通して伝えたい思い」
http://napost.com/index137.htm
http://napost.com/miki-andos-messages-through-figure-skating-p2461-1.htm (英語版、8日付)

2012年3月下旬、Ice Skating International 「Miki Ando, One Year Later」
http://iceskatingintnl.com/archive/results_2012Worlds/MikiAndo.htm

2012年5月31日、Absolute Skating 「Miki Ando: "My dream was to become a coach"」
http://www.absoluteskating.com/index.php?cat=interviews&id=2012mikiando

2012年5月31日、China Daily 「Skating for art's sake」
http://usa.chinadaily.com.cn/sports/2012-05/31/content_15434373.htm


☆ なお、sports@nifty の安藤選手関係の記事は、次の URL で ひとまとめに見られます。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/cat7988200/index.html



日経WEBの「フィギュアの世界」。 密度の高いインタビュー内容です。
それぞれ URLが長いので、各タイトル見出しを直接 リンク文字とします。

長い海外生活「意思伝えることで変わった」 (2010年9月8日、4ページ)

「スケートができれば、どんな場所でも」 (2010年10月14日、4ページ)

「教わるだけから卒業。曲選びもコーチと」 (2010年11月24日、4ページ)

「もっと伝えたい。SP変更は前向きな挑戦」 (2011年1月12日、4ページ)

「ショーも大切。どんなときでも高い意識で」 (2011年3月9日、4ページ)

「もう心の揺れは関係ない。だから優勝できた」 (2011年6月30日、4ページ)

「私がショーで伝えたいこと」 (2012年1月5日、4ページ)



Sports Navi には前出のトリノ五輪特集の他、2007年10月から 随時、安藤選手の言葉が載っているレポートがアップされ、多数に至っています。
青嶋ひろの氏ほか執筆。 ★印が インタビューを主内容とするもの。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200811010002-spnavi.html (2007年10月9日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200811010003-spnavi.html (2007年10月29日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200811030010-spnavi.html (2007年12月3日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200811110009-spnavi.html (2007年12月29日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200804270013-spnavi.html (2008年2月18日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200804270020-spnavi.html (2008年3月21日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200810280001-spnavi.html (2008年10月28日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200812250007-spnavi.html (2008年12月25日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200812260012-spnavi_2.html (同 26日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200812270011-spnavi_2.html (同 27日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200812270012-spnavi.html (同 27日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200910250003-spnavi.html (2009年10月25日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200911070008-spnavi.html (2009年11月7日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912020001-spnavi.html (2009年12月2日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912020004-spnavi.html (同 2日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912060002-spnavi.html (2009年12月6日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912060004-spnavi.html (同 6日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912060009-spnavi.html (同 6日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/200912280001-spnavi.html (2009年12月28日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201011220004-spnavi.html (2010年11月22日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201011220004-spnavi_2.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201101130001-spnavi.html(2011年1月13日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201101130001-spnavi_2.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201105010003-spnavi.html (2011年5月2日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201105010003-spnavi_2.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201105310003-spnavi.html (2011年5月31日)★
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201105310003-spnavi_2.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/201105310003-spnavi_3.html

なお、記事一覧目次は、全選手のものとなりますが、こちらで見られます。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/list
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/list/2
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/text/list/3



この他 2010年1月には、バンクーバー五輪時の日刊スポーツの特集「冬のヒロイン」のWEB版があり、過去取材からのコメントが多少、含まれています。
12日、「再挑戦は荒川激励で始まった/安藤美姫1」
http://vancouver2010.nikkansports.com/column/heroine/entry/20100112_90810.html
13日、「"ニコライが救ってくれた"/安藤美姫2」
http://vancouver2010.nikkansports.com/column/heroine/entry/20100113_90967.html
14日、「途中棄権引退考えた08年/安藤美姫3」
http://vancouver2010.nikkansports.com/column/heroine/entry/20100114_90968.html
16日、「けがの功名で開拓"表現力"/安藤美姫4」
http://vancouver2010.nikkansports.com/column/heroine/entry/20100116_90983.html
17日、「4年前は"幼かった"/安藤美姫5」
http://vancouver2010.nikkansports.com/column/heroine/entry/20100117_91024.html

最後に、安藤選手に関係する(ほとんど無数と言える)WEBニュース類の抜粋に該当する、まとまったアーカイヴとして、スポニチを ご紹介しておきたいと思います。
http://www.sponichi.co.jp/sports/special/athlete/andomiki.html



以上のリストは欠落も多いと想像します。
これまでにあった安藤選手の企画インタビューの類(ニュースは除外)で、お気付きのものがWEB上にありましたら、ぜひ Eメールで ご一報ください。
このエントリーに随時加筆させて頂きたいと思います。

なお、今後の新しいインタビューについては、掲示板 に情報をお寄せ下さい。
 
 
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2011年10月18日

Quo Vadis Snoopy 〜スヌーピーいずこへ〜

読者の方からの強いお勧めを頂き、チャールズ・シュルツの Peanuts の、米テレビ放送用アニメ版のエピソード、「She's a Good Skate, Charlie Brown (邦題 スヌーピーのスケートレッスン)」 を 中古ビデオ(ポニーキャニオン)で入手し、深い感慨とともに堪能しました。

このエピソードのDVD版は、きょう18日に本国で発売され、そして日本では来月2日に新たにワーナー・ホーム・ビデオから発売予定となっている、「Snow Days (邦題 スヌーピーとクリスマスのお芝居)」 に、他の1編とともに収録されています。

ストーリーの詳細はいわゆるネタバレになりますので、ここでは省きましょう。
が、24分のこの珠玉の1遍の中で作者シュルツは、Peanuts 仲間のペパーミント・パティが フィギュアスケートの競技会に出て奮闘するまでの過程を、この素晴らしき"芸術かつスポーツ"への 深く大きい愛情をもって描き切っており、お勧め頂いた以上のものを心に刻むことになったことを、敢えて ここに記したいと思います。

そして ペパーミント・パティの厳しいスケートコーチはスヌーピー、そしてパティが演じるプログラム曲はプッチーニの歌劇から 「O Mio Babbino Caro (私を名づけた愛しいお父さん)」。
われらが snoopy とのゆかりの深さを感じずにいられない設定ですが、一番に感じる snoopy さんとの「つながり」は、パティのスケーティングそのものです。

アニメとは思えないような氷上のたおやかな動き、そして少女が夜も明け切らぬうちに励むその練習の姿と、卵なれど選手としての覚悟と熱意には、フィギュアスケートの普遍的な原点が余すことなく描かれていると思います。

動きのモデルの一人はシュルツの娘、エイミーとのことですが、若き日の snoopy 選手を重ねて観ると、不思議なリアリティをもって迫ってくるものがあります。


なお、原作の漫画版にはDVDには無い内容も多く含まれていますので、 ぜひ、併せて お読みください。




読者の皆様からのコラムやレポートで長文の場合などは、メールで投稿いただければ、順次、掲載してまいります。
匿名、イニシャル、HNなど、いずれでもけっこうです。
また、多少編集させて頂く場合があることを予め お許し願います。
投稿は
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2011年09月01日

Vote for MIKI !

既に ご存知かと思いますが、Sportswoman of the Year の最終選考に Miki Ando が残り、個人競技部門では彼女を含めた10人のファイナリストが今、一般投票に付されています。
安藤選手の公式サイトにも告知された本件、ファンの方から 「投票方法の詳細を」 というご示唆を頂きましたので、こちらではその点を中心に ご紹介したいと思います。



この 「Sportswoman of the Year 2011」 を主催しているのは、米カリフォルニア州に本拠を持つ教育系NPO、「Women's Sports Foundation」。
(略称 WSF、公式サイト http://www.womenssportsfoundation.org/ )
創立者は一時代を築いた女子テニスの巨星、あのキング夫人で、初期の協力者の中には スヌーピー の作者 デイヴィド・シュルツ や ペギー・フレミング といった名前も見ることができます。

女性の福祉を スポーツや体育系活動を通じて実現するという目的のもと、補助金交付を主な事業の一つとしていて、過去には クリスティ・ヤマグチ や ミッシェル・クワン もこの団体から補助金を得ていますし、多種目にわたる五輪メダリストたちが そこに至る過程でこの補助金のお世話になっています。



もう一つの主要事業がいくつかの顕彰活動。 なかでも 「Sportswoman of the Year」 では、ヴィーナス・ウィリアムズ、セレナ・ウィリアムズ をはじめとした第1級のアスリートが基金募集のシンボル役として表彰されています。
去年の受賞者が キム・ヨナ選手なので、2年連続して同一種目であるフィギュア・スケートから Sportswoman of the Year を出すのは 難しいことかもしれないのですが、「不屈」をテーマにして考えれば、安藤選手の昨シーズンの功績には十分な説得力があり、ぜひ善戦して頂きたいものだ と願わずにいられません。

投票方法は以下のとおりです。



1.まず、Facebook のアカウントを未だお持ちでない方は、アカウントを作ります。
http://www.facebook.com/ にアクセスすれば、日本語でガイダンスに従うことで比較的簡単にアカウントを作れます。

2.次に http://www.facebook.com/WomensSportsFoundation にアクセスし、「いいね!」ボタンを押します。

3.そして
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=10150263386506371
にて「いいね!」を押せば、投票完了。

<なお、個人競技部門の全選手を
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.10150263384691371.326004.23658846370
で見ることができます。>



安藤選手の拡大写真の下にはコメント欄がありますので、安藤選手を推薦するアピールも入れることができますから、英語で書けば訴求力の一翼になるかもしれません。

〆切は、日本時間の6日13:00 (米EST時間で5日いっぱい) となっていますので、投票のご意志のある方は ぜひそれまでに!



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2011年07月07日

安らぎは祈りとともに 〜Le Repos, ce qu'elle leur souhaite〜

「る・るぽ」、
・・
もちろん、安藤選手の多くのファンは この素適な音韻を持つ名前を つとにご存知と思います。
それどころか、安藤選手のご家族が経営する この瀟洒なカフェ・レストランに 実際 行かれた方もたくさん居られるとも想像します。

そうした皆様がどのように感じておられるかは判らないのですが、当方、幸いにも稀に このお店を訪れるチャンスを得る、そのたびごとに、実は いつも ちょっと不思議な感覚に襲われます。



安藤選手の試合を固唾を飲んで応援するとき、・・その胃の痛くなるような緊張感の中から 圧倒的な感動に酔いしれる至福へと到達する、あの張り詰めた時空間の中で、私たちにとっての安藤選手の最も鮮烈なイメージが刻まれます。

る・るぽ へと足取りが向かう中も、つい、そんなスケーター安藤美姫の残像を追ってしまうのですが、お店のドアを開く前から、る・るぽ にはそれと裏腹な、とてもゆるやかな時間が流れているのを体が受け止めて、そのズレがそんな不思議な感覚の源なのかもしれません。

実際、る・るぽ にはいつも 爽やかな木漏れ日のような安らぎが漂っています。
お店の奥がパティオ風にしつらてあるからでしょうか、明る過ぎず、暗すぎず、なつかしいような心地良さ。

期待にたがわず、店内には、氷上の安藤選手の写真が そこここに いくつも、そして美しく飾ってあります。
ですが、写真の中の彼女でさえ、試合から抜け出して、このお店のメインコンセプト(テーマ)に華を添えているかのように、さりげなく・・。

そう、お店は 「る・るぽ」、フランス語で 休息(le repos) なのですね。

口の中で る る ぽ とつぶやくと、その まるい言霊(ことだま)がすでに、安らぎを醸し出してくれるような気がします。



つぶやくだけでなく、実際に新たに行ってみよう、というファンの方々は、こちらのサイトアドレスで、事前にアクセス等を ご確認ください。
http://www.orangetown.org/lerepos/

http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?lat=35.175724857214&lon=136.91013658552&ac=23102&az=5.1.17.1
(縮尺バーをスライドさせてください。 新幹線名古屋駅からは 地下鉄桜通線の久屋大通駅下車です。)

ここを訪れれば、安藤選手のファンに出会えるかもしれませんし、運が良ければ、ご家族のお姿を拝見できるかもしれません。
Miki Ando ゆかりの聖地に相応しく、どのメニューもたいへん美味しいです。

また、「る・るぽ」 は東桜の愛知芸術文化センターにも出店しています。 こちらもぜひ。
http://www.aac.pref.aichi.jp/facility/rupo.html
http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?facility/map.html



そして今なら 少し足を延ばして、この 「る・るぽ」 からもう1箇所、 知る人ぞ知る 「御菓子処 山中」 にも、ぜひ お出でになってみて下さい。
http://www.okashi-yamanaka.com/

(久屋大通駅から地下鉄名城線で西高蔵駅下車、少し歩きます。)
http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230112/23004833/dtlmap/

昭和8年創業の老舗で、現在は三代目のご兄弟が、それぞれ洋菓子と和菓子を担当されています。

このお店では今、安藤選手のアイデアで「鶴」と「空」をテーマに創られた和菓子、
「千代鶴」 (想い鶴・鶴の舞・玉鶴 3個入り 750円 )
が販売されています。

こちらで購入されたファンの方が お店から伺った話などによりますと、これは安藤選手が ご自分の好きな「空」と、震災に遭われた方々への想いから、和菓子職人の方に、「千羽鶴の意味で鶴をモチーフに」 と、リクエストされたものだそうです。

当初は安藤選手が折った鶴とメッセージが付いていたそうなのですが、今は鶴とサインが付いていて、売り上げは「赤毛のアン基金」という所へ全額寄付されるそうです。

「赤毛のアン基金」というのは、震災で親を亡くした子供達のための基金で、
その当初のメッセージは、

-------
この空の下
とどけ千の想い
子どもたちの幸せ
 
寄せられた皆さんの愛と祈りに感謝します
-------
と、直筆で綴られていたそうです。



安藤選手発案の和菓子を味わいながら、そこに込められた彼女の心に触れ、
そして、安らぎの言霊が 空を翔る鶴に変化(へんげ)するのを、口の中でまろやかに感じられたら、密かに (そしてとても) 幸せだろうな・・、

そんな想いに駆られませんか。




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2011年06月05日

"Skate of her Life" 〜未来形の輝き〜

世界選手権やサンクトペテルブルグでの安藤選手の感動的な演技の余韻から抜け出せないまま、いや抜け出したくないままに、ふとカレンダーに目をやると 既に6月の第1週も終わりつつあり、管理人一同も それと意識しないうちに 当サイト Miki Ando & Fans の3周年が過ぎてしまっていることに気付かされます。
 
はや3年、当サイトがここまで来ることが出来たのも、ひたすら皆様のお力添えの賜物と思います。 折りにふれ励ましのお言葉もたくさん お寄せ頂きました。 この場をお借りして心から お礼申し上げますと同時に、運営の行き届かない所については今後とも ぜひ ご鞭撻を頂きたいと思います。
また振り返れば、3年前の立上げ そして初年度に かけがえのない貢献を頂いた方々にも、この機会に 改めて感謝の意を お伝えしたいと思います。
 

 
たいへん短く感じる3年でしたが、その同じ3年をこれから先に想い描くと、その3年間は 安藤選手が次の目標としているソチ五輪を ゆうにカバーしてしまいます。 おそらくソチまでは さらにいっそう 短く感じるだろうことは ほぼ間違いないでしょう。
 
・・・
安藤選手は全日本選手権直後のインタビューで自分を「ベテランではない」と言い切り、みずから「ベテラン」の例示として26歳以上を挙げていましたが、もちろんこの26歳は安藤選手が次の五輪に出たと仮定したときに彼女がやっとなったばかりの年齢、そのソチまでは自分は進歩を続けるのだ、そういう確信・直感を、端的で無意識な表現に込めたもの・・そういう「26歳」なのだと思います。
 
確かに第2次世界大戦後の世界女王の実数38名の中では、そのほとんどが最後の王座を18歳から22歳の間に取得していて、下の例外が リピンスキーの14歳、バイウルの15歳、マイズナーの16歳、そして上は4ヶ月のはみだしが安藤選手、さらに上がブッテルスカヤとスルツカヤの26歳となっているため、上記のインタビューで「ベテラン」という表現を質問者が口にしたとしても、無理からぬ所がややあります。
 
しかし、ベテランかどうかは、本人がキャリアの途上のどの位置にいるかの体内感覚とでも言うべき尺度で測るほうが、明らかに実際に即しているはずです。
それでなくても安藤選手は おそらく、たくさんの課題が自身の競技人生に残されていることを、(またそれゆえこその かえって大きな喜びとともに、) 感じておられるのではないでしょうか。
 
3Lz-3Lo の再構築、4回転サルコウの少なくともあと1回の認定、プログラムにおいては より多彩な表現のニュアンスの獲得、さらなる音楽的な滑りの探求、そして可能なら結果としての五輪のメダル・・・これらはあくまでファンとして勝手かつ僭越に想像する彼女の目標リストです。
しかし勝手と言いつつも、2度の世界選手権者でありながらも さらに膨らむ安藤選手の意欲は、3−3−3を練習で跳んでいることなどに言及した最近のインタビューから見ても、実際の彼女自身の想いとして、隠しきれていないように感じられるのですが、いかがでしょうか。
 

 
あれだけの気迫の演技をやり遂げた後にもかかわらず、
"Skate of my Life" (一生一度の最高のスケート)を未だに達成したわけではない、
そんな感じの、良い意味での不満げな表情を、モスクワの表彰台の上で微かに漂わせたように見えた 我らが安藤選手。
 
次の3年が彼女にとって夢を紡ぐ豊かな日々となることを願い、またその道のりに待ち構えているであろう幾多の起伏を想い描くと、応援する者にとっても、これからが正念場に違いない、そんな覚悟が湧いてきます。
 
安藤選手の "Skate of her Life"、 それはまだ見ぬ未来形の輝きに満ちた言葉として 私たちファンをこれからの3年、魅惑し続けるものであって欲しい。 そしてそれはそうなると確信します。



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2011年04月18日

グリーグのピアノ協奏曲に託して

氷のように硬質な三連符が 大きな落差を描いて音階の上に幾度となく叩きつけられる。
・・そこから白夜の地平線を遠くになぞるような旋律へと導かれる このグリーグのピアノコンセルトの前半は、多くの解説文が語るように、ノルウェーという北欧特有の自然と風土を、一度も訪れたことの無い者にも髣髴とさせてくれる、鮮烈なイメージの喚起力があります。
 
安藤選手がこの曲に乗ってフリーの演技をするのは、来週に迫ったモスクワでの世界選手権が、(国別対抗戦が1年延期されたため、) おそらく競技としては最後になるのだろうと思われます。
ここまでの6戦を経て、安藤選手との演技上の一体感は試合を追うごとに目を見張るものになって来ていますが、震災を受けて移設された今回の世界選手権での演技には、図らずも このグリーグの名作を滑る意味合い、演技の必然性が大きく加わったと言えるように思うのです。
 

 
グリーグは25歳の若さでこの名作を生んでいますが、その年齢だからこそ、おそらくは啓示と直感とに勢いをまかせて彼の芸術上の本能を五線譜上に ほとばしらせたのだろうと想像されます。
ですが、この協奏曲に託された意味上の構成には強く明白な意志が貫かれていて、単純化を恐れずに言えば、自然の無慈悲ともいえる 人間を越えた尺度への畏敬と、それにもかかわらず人間がその地に抱く希望、夢を明日に託す胸の高鳴りとのコントラストが力強く据えられているのだと思います。
 
彼の出身国ノルウェーの北半分はツンドラ地帯、フィヨルドの地形もそうですが、自然が人間に示す姿としては、最果てのシュールな非現実感すら漂います。 その中で描かれる「生」への意志、グリーグのこの作品の第3楽章には春の予感が満ち溢れ、長く抑鬱的な冬を自らの力で克服する私たち人間の勇気が渾身の力で謳歌されてるのを感じます。
 
いや、仮にこの解釈がグリーグの意図と一致していない可能性があるとしても、安藤選手はおそらくほぼ直感的に同様な「克服」の喜びを、プログラムに託して舞ってくれる、そう勝手ながら思うのです。
 
安藤選手もまた「克服」を自ら体現してきたスケーターだからこそ、ファンがこうした思い込みを寄せて観戦するのも許されることと願い、またそうして観る者の多くが安藤選手の演技から元気と力を得ることを希望したいと思います。
 

 
・・・
世界選手権は いよいよ来週開幕と迫りました。
公開練習のグループ分け、ショートプログラムの滑走順、等、新しい内容が発表され次第、前エントリーの該当箇所を修正しますので、逐次ご確認ください。
 
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2011年02月22日

四大陸選手権 観戦レポート

掲示板に来られている とまとさん改め ひこうき雲 さんから、四大陸選手権のレポートを頂いたので、原文に基づき ご紹介します。




今回運よく四大陸選手権を現地で観戦することができたので、現地の情報をシェアできたら・・・と思い、レポートさせていただきます。

台北は連日どんよりした天気で雨が降り続き、美姫さんの気分を盛り上げてくれそうな青空が見られなかったのがちょっと残念でしたが、19日の女子ショート、20日の女子フリー、エキシビション と 美姫さんの出られたものを全て観る事ができました。


女子ショート

女子のショートプログラムは昼だったのですが、同日夜の男子フリーよりも観客数は多かったように感じました。
日本からの観客ももちろん沢山来ていたのですが、台湾在住の日本人の方、特に子供連れの方たちが私のまわりでは数多くいらっしゃいました。
台湾の方達も声援を全ての選手に送っていて、会場は温かい雰囲気が漂っていました。 応援バナーは高橋大輔選手のが数としては一番多かったですが、美姫さんの応援バナーも いくつもありました。

6分間練習前に待機している美姫さんは、太ももをトントンとたたいていてちょっと不安気に見えました。 通常 真っ先にリンクに飛び出して行く印象のある美姫さんが 後ろの方でリンクに入られたので、“なんか様子が違う・・・。 もしかして何かあったのかなぁ?” と私は感じてしまいました。 練習中もジャンプなどちゃんと決めてはいて良かったのですが、いつもほどの気迫が感じられず、ジャンプも他の選手がバンバン跳んでいて空いてるスペースが少なく、跳び難い状況もあったのか、なんとなく遠慮気味に見えてしまいました。 (私の勝手な印象ですみません) 何となく、何かがいつもと違う気がしてちょっと心配になりました。

美姫さんの番になった時 会場は一気に盛り上がりました。 台湾の方達の声援も大きかったです。
演技が始まると私の勝手な心配は一掃され、美姫さんは完璧な演技でした。 ジャンプも高く、スピンもぶれがなく会場も大盛り上がりでした。 観る側も優しい気持ちになれるような、すごく心に響く演技で、滑りもとても滑らかで何から何まで美しかったです。 あ〜、やっぱり美姫ちゃんの演技好きだ・・・と感じた瞬間でした。

終了後の美姫さんの表情が元気なくて、またまた心配がよぎりましたが、後からネットで体調不良の情報が入ってきて、ようやく
“そうか、そういう訳だったのか・・・” と自分の中で納得しました。


女子フリー

この日は当日券を求める長い列ができていて、台湾の方達がより多く来ていました。 お一人様で当日券を求める現地の方が多かったのにびっくりしました。
連日テレビでやっていたのでそれを見て生観戦したくなった人もいたかもしれないな・・・と思いました。

この日の美姫さんは6分間練習待機中も前日より気合が入っているように見え、“これは大丈夫” と思いました。 リンクにもいつものように元気良く出ていかれました。 コンディションが少し回復されたようで嬉しかったです。 集中して練習されていました。

出番の時は、世界中で応援している、ここに集まる皆さんの気持ちも届け〜〜!!という気持ちで応援パワーを しっかり送らせていただきました。
近くの席では台湾人の小さな男の子が習いたての日本語で“がんばってくださ〜い”と言っていてとても微笑ましかったです。

演技ではジャンプ1つ1つ決まるごとにすごい声援でした。 終わった後はスタンディングも多かったです。
美姫さんはたくさんのぬいぐるみをもらっていました。 もらったバラのぬいぐるみでハートを作っていたキスクラの表情は大きくモニターに映し出されすごくかわいかったです。

優勝後のインタビューでは英語での質問にすんなりと英語で答えていて、また台湾の人へも謝謝と挨拶をされていて、チャーミングであり頼もしかったです。 現地の方の心も掴んだなと思えるぐらい、台湾の人の反応も良かったです。 きっとファンをまた増やしたと思います。


表彰式

フリーの後、美姫さんのインタビューがあり、その後あっという間に会場の準備が整い、表彰式が始まりました。 私はちょうど表彰台のすぐ裏あたりで観ていたので、正面からの美姫さんの表情などは会場のモニターでしか見られませんでしたが 表彰台に上るまでは近くから見ることができました。

紹介されて表彰台に上るまでとにかくいい笑顔で、満足のいく試合だったんだろうなぁと感じました。
表彰台の1番高いところに上るにあたって、台の前のレッドカーペットを通ろうか後ろから回ろうか一瞬迷ったような表情がかわいかったです。 結局台の後ろから回り込んで上られました。

その後、浅田選手が紹介され、美姫さんとハグをして台に上られ、その後2人で何か楽しそうにおしゃべりをしていました。 2人とも嬉しそうな本当にいい笑顔でした。
次に長洲選手が紹介され、浅田選手と美姫さんにハグをして、3人とも和やかな雰囲気でした。 長洲選手とも何かにこにこと言葉を交わされていたようでした。

国旗掲揚では真ん中に日の丸が揚がり、表彰台の1番高い所に美姫さんがいて ジーンときました。
その後旋回する時も 美姫さんは会場の隅々まで視線を送って手を振ってくれたり、観客に応えてくれている様子で、ほんとにいつもファンを大切にしてくれてるんだなぁ と改めて感激しました。


エキシビション

この大会で一番の集客数で、当日券を求める人の列はもちろんかなり長かったのですが、入場の列も他のどの試合よりも長くびっくりしました。 現地の方が大勢来ていました。

オープニングでは女子メダリストが出て来なかったので、試合後いろいろ忙しかったのかなぁなんて勝手に思っていましたが、実はフリーとEXの間に フリーのスモールメダル授与式が屋外であったようで、そういえば会場のどこかでそんな張り紙があったのに気づいていたのですが、優勝の興奮ですっかり忘れていて見られませんでした。 その影響でEXのオープニングには参加できなかったことを後で知り、あ〜、見たかったのに!!と、とても残念に思いました。

EX は2部構成で 美姫さんは大とりでした。 白い衣装で Why do People〜 を披露してくれました。
体調が良くない中、試合後の疲れもあるだろうと思われるのに、丁寧なキレイな演技でジャンプも決まり うっとりしました。

アンコールは1位の選手のみだったのですが、美姫さんはショートのステップのところから見せてくれました。 アンコールに応えるまで息を整える時間が長めで、体きついんじゃないかなぁとちょっと心配だったのですが、演技は最後まで1つ1つ美しかったです。

クロージングでは新体操のリボンのようなものを くるくる回す場面があったのですが、美姫さんは誰よりも上手でした。 まわりの選手ともやりあったりして、楽しそうでした。


番外編

翌日、現地の新聞2誌のスポーツ面で美姫さんの載った記事を発見しました。 それぞれ1面の 3/4 ぐらいの大きさの美姫さんのフリーの衣装の写真入りでした。
内容は中国語なのでよくわからないですが、察するところによると、自己最高得点の200点越えで優勝したことと、美姫さんの会場でのインタビューの中国語訳。
面白かったのは 今回メダリストがそれぞれ賞金をいくらもらったかまで書いてあったことでした。




以上、テレビではわからない現地の雰囲気、観客の反応などを少しでもお届けできたらと思い、海外観戦も初めてだったのですが、レポートさせていただきました。 今回も皆さんと同じ気持ちで美姫さんを応援できて嬉しかったです。 伝えたいことはたくさんあるのに上手く表現できず すみません。


ひこうき雲
(以前の とまと から改めさせていただきました。 皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。)



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2011年02月02日

Homage from Miki to Sarah (記事紹介)

安藤選手がモロゾフ・チームとともにベルンを訪れ、練習のかたわら ヨーロッパ選手権を観戦したのは、ご存知のことと思います。
今回のアモディオ選手の、初出場にもかかわらずの欧州制覇には、その安藤選手の声援の力も おおいに寄与したことと想像されます。

一方 女子シングルでは、この選手権の開催国スイスの サラ・マイヤー選手が、ここでの引退を決めていたという まさにその試合で 生涯最高の演技を披露して、ドラマティックな優勝を遂げ、大きな感動を呼びました。
スイスのメディアは、いっせいにこれをトップで報じていますが、地元のフランス語系新聞 Le Matin のWEB版(URL) には、マイヤー選手へのスケート仲間等からの賛辞が載っていて、その筆頭に安藤選手からのものがありましたので、以下、ご紹介させてください。

http://www.lematin.ch/sports/divers/sarah-meier-fait-adieux-or-massif-380323




私は Sarah が自分の選手生活に幕を閉じることにしていたなんて知りませんでした。
彼女が去ってしまうのはとても寂しいです。

でも彼女が足に怪我をしていることはよく知っていました。

Sarah とはもうずっと前からの知り合いです。
競技でも競技以外でも、彼女と一緒にいられるのは どんなに嬉しかったことか・・。
いつも彼女のことは憧れていました。

彼女のスピンですか? 最高です。
それに、彼女には私に無い技・・というか切り札があります。
美しいんです。



安藤選手の、この最後の表現 ( elle est belle ) は、おそらくマイヤー選手の風貌と演技、その双方を含む、氷上での彼女の存在、その全体像を指していると思われますが、皆様はどう 受け止められますでしょう。

マイヤー選手と安藤選手との共演、次はいつになるか判りませんが、まだまだショーなどで続くはずですから、ふたりとも それぞれに elle est belle、楽しみにさせて頂きたいと思います。



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2011年01月08日

SOI 初出場 〜 November'04

今日から始まった Stars on Ice Japan Tour 2011。

当方の「スケジュール」で既に ご覧になったかと思いますが、SOI ジャパンツアーの公式サイトに 昨7日から主要日本人参加選手のコメント動画が掲載されており、安藤選手の分も見ることができます。

http://www.tv-tokyo.co.jp/soi2011/movie_ando.html?keepThis=true&TB_iframe=true&height=520&width=680

この中で彼女は、自身の日本公演参加がその初回('05年1月)に遡ることや、カナダやアメリカのツアーへの参加経験にも恵まれたことに言及しています。
しかし、どうやら彼女の初めての SOI の経験については、コメントの中では記憶があいまいになっているようにも見受けられました。

そこで調べてみますと、Absolute Skating の過去記事のいくつかにわたり、その初出演当時のことがかなり詳しくレポートされています。
安藤選手に関係する部分を咀嚼し、当サイトなりに紡ぎ直してみますと 次のようになりそうです。



安藤選手が初めて Stars on Ice に参加したのは 2004年の11月20・21日、場所はベルギーの国際的港町 アントワープ、会場は Sportspaleis(スポーツパレス)。
ジュニア世界女王となった前季の大活躍からでしょう、この年の夏、彼女は SOI からその欧州ツアーに招待されます。 そして彼女は躊躇するものの、シニア初シーズンの忙しいスケジュールの合間を縫って、ついに このオファーを受けます。
その理由として彼女は 「どうしたら より楽しい演技を見せられるか勉強しないといけない」 というのをまず挙げていますが、「すごい人たちと SOI で共演できるせっかくの機会だし、リンデマン選手や本田選手を知っている(心強い)から」 とも言っています。
この時のキャストは Ilia Kulik、Katia Gordeeva、Oksana Bauil、Nicole Bobek、Maria Butyrskaya、Kevin van der Perren、Stefan Lindemann といった面々、そして日本から本田武史と安藤美姫。

ショーの振付前日に彼女はお母様やエージェントとベルギーに到着、その日は長旅の疲れで練習に参加しなかったものの、翌日と翌々日の振付準備中は その本田選手の悪戯やちょっかいのお陰もあって、気もほぐれて始終笑みを絶やさない経験だったようです。

この時のショーの振付・演出は Lea Ann Miller、ちょうど安藤選手が競技用のプログラムを Lea Ann に依頼していた時期で、これも彼女がすぐに SOI の雰囲気に馴染むことのできた一因でしょう。
安藤選手は Lea Ann による 自身の SP と EX (Mickey) をこのショーで披露した他、オープニング、ジェームズ・ボンド・メドレー、そしてフィナーレに参加していますが、これらグループナンバーの振付はすべて現地で行われ、安藤選手も その突貫の緊張を Lea Ann のおかげで おおいに楽しめた様子です。



・・・
安藤選手、16歳のことです。

まだ自身は英語でのコミュニケーションが難しいころで、しかし現地レポーターの文面からは、インタビューに身振り手振りで懸命に応えようとする様子が手に取るように伝わってきます。

ショーがかつて嫌いだったけれど、もはや競技と同じくらい好きになってきたこと、
なぜ自分のスケート靴のブレードが金色かということ、
勝つという意志をその金色に託し、前季のジュニア選手権を制覇できたこと、
・・・



以上は Absolute Skating の次の複数の記事から、関係部分の事実・経緯を、確認・部分要約の上、綴らせて頂いたものです。
これらのレポート記事はその全文が興味深い内容ですし、安藤選手の他のエピソードや、アントワープの会場での初々しい練習風景やグループナンバーの衣装での写真もありますので、ぜひお読みになってみてください。

http://absoluteskating.com/articles/2004esoipromo.html
http://absoluteskating.com/articles/2004esoi-1.htm
http://absoluteskating.com/articles/2004esoi-2.htm
http://absoluteskating.com/articles/2004leaannmiller.htm
http://absoluteskating.com/articles/2004mikiando.htm



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2010年12月24日

10回目の全日本

いよいよ本日から、第79回全日本フィギュア選手権大会が始まります。
安藤選手にとっては 初めての参加から数えて ちょうど10回目の全日本シニア。
今年も仲の良いチームメイト同志が 熾烈な戦いを繰り広げなくてはなりません。
 
安藤選手が特例参加した 初回 2001/02 シーズンは、彼女にとっては ジュニアそのものも 初シーズン。
14歳になったばかりの年の瀬に、ISUジュニアGPFの金メダリスト、そして全日本ジュニアのチャンピオンとして なみはやドームに登場した彼女は、SP・FSともに 村主、荒川両選手に続く3位となり、総合も3位で 銅メダルを獲得。 この時は、安藤選手に続いて鈴木明子選手が4位、中野友加里選手が5位に入っています。
 
この年の安藤選手のフリーは「白鳥の湖」、その中の黒鳥のパ・ド・ドゥの直前に安藤選手が演じたウィンドミルは、奇しくも 今シーズンのフリープログラム(グリーグのピアノ協奏曲)でも再び見られることとなり、感慨深いものがあります。
 
9年間のスパンの中で、そのように ずっと彼女の中に息づいているもの、そして彼女が達成しつつあるすばらしい深化、その両方を今回の全日本で安藤選手の演技から受け止めたい、そして この10回目にこそ、SP・FS ともに 会心の演技を期待したい、
・・・ 開幕のきょう、切に思います。
 

 
「スケジュール」にも既に表示してありますが、安藤選手の滑走順まで狭めた時間表示で、ここに再録します。
フリーの滑走順が決まり次第、さらに修正いたします。
 
 
公式練習    24日(金) 14:00〜14:30 <安藤選手のグループ>
公式練習    25日(土) 8:35〜9:05 < 〃 >
 
SP競技      25日(土) 16:45〜17:25 < 〃 、26番滑走>
スポーツナビ 実況チャンネル 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/bcast/live/show/131 (自動更新)
地上波放送 25日(土) 19:00〜21:09

公式練習    26日(日) 13:25〜14:00 <安藤選手のグループ、25日記載>
FS競技      26日(日) 18:40〜19:30 < 〃 、 〃 、23番滑走>
スポーツナビ 実況チャンネル  
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/bcast/live/show/134 (自動更新)
表彰式       26日(日) 19:40〜20:00
代表発表    26日(日) 21:00〜21:20
地上波放送 26日(日) 19:00〜21:54
 
オフィシャル・滑走順・プロトコル
  
http://www.skatingjapan.jp/National/2010-2011/fs/national/index.htm

カラー時間表
  
http://www.skatingjapan.jp/National/2010-2011/fs/national/schedule12.09.pdf
 
 
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2010年12月18日

To MIKI

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2010年12月07日

6回目で実現した「初出場」 〜 8年目の再会

掲示板に来られている Go! Miki さんから、グランプリ・ファイナルに向けて寄稿いただいたので、原文に基づき ご紹介します。



今週開催される GPファイナル(12/9-12)は 美姫さんにとって通算6回目の出場となることは既報の通りだが、その6回の歴史の中でも今回の出場選手の顔ぶれは私にとっては、いや安藤美姫ファンを自負する人にとっては、ある意味とても感慨深いものではないだろうか。
ヒントは出場選手の誕生日にある。

1. 安藤美姫 1987年12月18日
2. アリッサ・シズニー 1987年6月25日
3. カロリーナ・コストナー 1987年2月8日
4. 村上佳菜子 1994年11月7日
5. 鈴木明子 1985年3月28日
6. レイチェル・フラット 1992年7月21日
(ポイントランキング順、敬称略)

そう。 上位の3名は「ハナの 87年トリオ」なのだ (勝手に命名^^;)。
日本の「学年」的に言うと、コストナーは他の二人よりも1学年上と言えなくもないが、同じ87年生れの3人はこの世界ではいわば「同期生」だ。
同年代というのは、ジュニアデビュー、シニアデビュー等々の数々のイベントを共有する。 しかもトップクラスの国際大会で度々顔を合わせてきたとなると 「喜怒哀楽を分かち合った仲間」 みたいな感覚をお互いに持っているようだ。
だから美姫さんの感情を共有したいと思う者としては、この二人には同様に仲間意識を感じずにはいられない。
コストナーが出場する試合ではコストナーを応援するし、シズニーが好調だと知るとやはり嬉しい。
この3人が同じ大会で顔を合わせれば、美姫さんに勝ってほしいのは当然として、たまたま美姫さんが不調であれば、どうせならコストナーやシズニーに勝ってほしいとさえ思ってしまう。 もともとこの二人のスケート自体も好きだということもそのシンパシーを後押しする。
なお、美姫さんがそういう仲間意識を感じている選手としては他に、太田由希奈さん(1986/11/26)と ジョアニー・ロシェット(1986/1/13)が挙げられようか。 (美姫さんの自著、由希奈さんのインタビューより)

今回のGPファイナルが感慨深いのは、この3人の同期生がシニアに上がってから GPファイナルで顔を合わせるのは 初めてだということだ。
3人のGPファイナル出場は、美姫さんこそ今回で通算6回目の出場となるが、コストナーは3回目で、シズニーは05/06シーズン以来の2回目だ。 (コストナーは過去2回いずれも台乗り)
この3人で括って見れば、美姫さんの出場6回目で実現した 「87年トリオの初出場」 なのである。



ところが、実はこの 87年トリオは 8年前、一度だけ 「ファイナル」 で顔を合わせているのだ。
それは、私たち安藤美姫ファンにとって、とてもメモリアルなイベントとなった、あの大会である。
ISU Junior Grand Prix of Figure Skating 2002/2003 Final
そう。 美姫さんが女子で世界初のクワッド(4S)を成功させた、あの2002年ジュニアGPファイナルだ。
この大会のリザルトデータを記す。

総合順位/選手名/国/総合得点 (SP、FSの成績内訳)
1位 太田由希奈 JPN 2.5 (SP3位=1.5、FS1位=1.0)
2位 カロリーナ・コストナー ITA 4.0 (SP2位=1.0、FS3位=3.0)
3位 安藤美姫 JPN 4.5 (SP5位=2.5、FS2位=2.0)

4位 ベアトリーサ・リャン USA 4.5 (SP1位=0.5、FS4位=4.0)
5位 アリッサ・シズニー USA 7.0 (SP4位=2.0、FS5位=5.0)
6位 リナ・ヨハンソン SWE 10.0 (SP8位=4.0、FS6位=6.0)
7位 シーニュ・ロンカ CAN 10.0 (SP6位=3.0、FS7位=7.0)
8位 アドリアーナ・ド・サンクティス USA 11.5 (SP7位=3.5、FS8位=8.0)
9位 ジョエル・バスティアン NED 13.5 (SP9位=4.5、FS9位=9.0)
*通常、JGPFのエントリーは8名。 バスティアンはホスト国(オランダ)のワイルドカード枠で出場。
*得点は旧採点方式。 SP+FSの合計順位点で総合順位決定 (順位点:SPは順位の0.5倍、FSは1.0倍)

この大会のハイライトは間違いなく FS。 美姫さんは FSで世界初 (ISU初公認) の 4Sを決めて歴史にその名を刻む。
3Lz+3Loの3Loで転倒したこともあって惜しくもFSは2位に甘んじたが、5位と出遅れたSPから挽回し、表彰台を見事ものにした。 (FS1位はただ一人ノーミスで滑りきった由希奈さん)
美姫さんのJGPファイナルの成績は、01/02〜03/04まで 3回連続出場ですべて台乗り。
01/02 は初出場でいきなり優勝。 この 02/03 こそ3位だったが、ジュニアシーズン最後の 03/04 では2度目の優勝。
タイトルを奪還してジュニアGPを卒業したのであった。



このメモリアルな大会が、唯一3人が顔を合わせた「ファイナル」だった。
それはまた、ジュニアシーズンという特別な季節にだけ輝いた太陽の残照に過ぎないのかと長いこと思っていた。
その太陽が2010年にまた昇る。
3人は3人ともそれぞれの道を歩み、紆余曲折を経て、ガールからレディーになった。
8年前に勢いよく、だけど昇ったばかりの脆さも孕んでいた旭日は、雨の日も風の日も昇り続け、今、赫奕たる光を放って天頂に達しようとしている。
3人の輝きは今も色褪せない。 寧ろ深みをを増している。
シズニーのスピンは未だに世界一だし、コストナーのスケーティングは今も世界最速だ。
そして、我らが安藤美姫さんのジャンプは今季再び世界一の高みに昇らんとしている。

8年前、欧州で輝き始めた3つの光は、今、再びアジアの大地で再会を果たす。

安藤美姫、カロリーナ・コストナー、アリッサ・シズニー。
「ハナの87年トリオ」の8年目の「同窓会」。
私は密やかに、本当に密やかだが、熱烈にこの3人の再会を歓迎している。

(文中、一部敬称略)

Go! Miki



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2010年12月04日

Impressions from a Russian Fan 〜Natalia さんのレポート〜

ロシアで安藤選手(およびウィアー選手)のファンサイトを主催している Natalia さんから、ロステレコム杯での安藤選手についてレポートを寄せて頂きましたので、和訳と原文の両方を ご紹介します。
 

 
親愛なる皆様、
こうして私の印象記を読んで頂けることになって嬉しく思います。
以下、簡単に綴らせてください。

私にとってロシア大会を見るのは2度目となります。 今回の競技、Miki が私の主たるお目当てでした。
席が一番前の列で 選手の入場口にかなり近かったので、スケーター達を直近に見ることができました。

Miki の背中の巨大なバンデージがまず目に入った時はショックでした。 ご存知のように Miki はたいへん華奢ですが、そのバンデージが背中の半分を覆うものだったからです。 私は心配になって来ました。
Miki は落ち着いていて、集中しているように見えました。 彼女のショート・プログラムは上手く行き、ジャンプも残らず降りて全てがOK、ニコライさえもが彼女の演技に満足で喝采をしていました。
しかし点数がアナウンスされると、それがたいへん低く、そして Miki が5位でしかないことに 誰もがショックを受け、怒りさえ覚えたものです。
 
翌日の直前練習では、Miki はジャンプをいくつか跳びましたが、残りの時間はゆっくりと用心深く滑るのみでした。 背中に大きな痛みを抱えていることは歴然としていました。
フリー・プログラムの出来はたいへん良く、観客も Miki の演技に最初からずっと応援を送っていました。
滑り終えると Miki はリンクを離れるのがやっとの状態でした。 会場の Ice Palace にいた全員が Miki の痛みを感じていたと私は思います。
そして結果が出ると すばらしい点数。 Miki の演技は卓越したものだという評価を受けたのです。
 
のちにロシアの報道に Miki のコーチのインタビューが載りました。 彼は、Miki がモスクワで練習中に(他のスケーターと)衝突したこと、そしてその後2日間 滑ることができなかったことを語っています。
彼女は 誰のせいにもしなかったし、文句も言わず、事故のことを口にせず、夜になってやっと相手のスケータの名を思わず呟いたということです。

エキシビションの演技は驚くべきものでした。 そういう困難を抱えていたにも関わらず、ジャンプは全て成功、動きはたいへん柔らかく、また、フリー・プログラムの一部も演じたのです。
エキシビションの前には表彰式もありましたが、幸運なことにこの日も私はスケーターの入口のまん前の席でした。 Miki は機嫌が良く、笑顔で Akiko や Ashley と話したり3人で写真に撮られたりしていました。
表彰式が終ると Miki は観客のほうへ行き、サインをしたり、ロシアや日本のファンからプレゼントをもらったりしました。 私はピンクのウサちゃんをあげ、ロシア語で何かを語りかけました。(その瞬間英語のことを忘れてた!) たぶん Miki は私の言ったことを解ってくれたようで、なぜなら彼女は私にもロシア語で答えてくれたからです。
 
演技の写真をいくつかここからご覧ください:

http://mikiando.forum24.ru/?1-2-0-00000001-000-60-0
私の友人がフリーとエキシビの写真の残りをアップロードし次第、お知らせします。
 
かしこ
Natalia より


[ 5日追記 ]  Natalia さんの友人の方の写真につき、アップされた分のリンクを頂きました。
http://www.flickr.com/photos/51462034@N08/sets/72157625501710336/

なお、競技大会の写真撮影は国によって許可・不許可や制約の大小がありますので、現地観戦される方は、その国の法令に従ってください。



Dear friends,
I'm glad I can share my impressions with you.
So let me start my short story.

I attended Cup of Russia event for the second time. This year Miki was my main star of the competition. I had a seat in the first row quite near the skaters entrance so was able to see them close.
First I was shocked when I saw a huge bandage on Miki's back. You now, she is so slim and that bandage covered half her back. I started to worry. Miki seemed calm and concentrated. Her short program went well, she executed all jumps and everything was OK and even Nikolai was happy with her performance and applaused her. But when the marks were announced everyone was shocked and even angry because they very low and Miki was only on the 5th place.

Next day during the practice Miki did some jumps and the rest of the time she skated slowly and  cautiously. It was obvious she had huge pain in her back. I loved the free program very much, the audience supported Miki through all the performance and after it was finished Miki could hardly leave the ice. I think everyone in the Ice Palace could feel Miki's pain. Then the marks came, they were wonderful, Miki was awarded for her excellent performance!
Later there was an interview with Miki's coach in Russian press. He told that Miki had a collision during her practice in Moscow and she didn't skate for two days after that. She didn't blame anyone, didn't complain, didn't say anything about the accident and only later in the evening the skater's name slipped out of her mouth.

Exhibition performance was amazing, in spite all the troubles Miki landed all jumps, her movements were so gentle and she even did a part of her free program.
There was an award ceremony before the exhibition. I was lucky again to have a seat right in front of the skaters entrance, Miki was in a good mood, she was smiling, talking with Akiko and Ashley and taking photographs with them. After the ceremony was finished Miki went to the audience to give autographs and get presents from Russian and Japanese fans. I gave her a pink hare and said some words in Russian (I forgot about English that moment!), hope Miki undestood me because she answered me in Russian as well.

You can see some photos from the performance here.
http://mikiando.forum24.ru/?1-2-0-00000001-000-60-0

I'll let you know when my friend uploads the rest of the photos from free skate and exhibition.

Yours,
Natalia.

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2010年10月24日

5回目の北京 〜 CoC 女子シングル暫定予定表 (日本時間表示) および 出場選手

今年のグランプリ・シリーズ、安藤選手の初戦となる中国杯も もうすぐとなりました。
 
カップ・オヴ・チャイナと言うと 一昨年の、「ジゼル」の見納めとなった演技が記憶に新しいですが、彼女が中国での試合を迎えるのは、今年でもう 5回目となります。
その最初の中国での競技は8年前に遡ります。 ジュニア・グランプリシリーズ2002/2003 の第7戦で、奇しくも今年と同じく、日本から 安藤選手と鈴木明子選手の二人が北京に派遣されました。
 
この年、日本チームは8人の女子シングル選手が JGPシリーズに参加、第2戦ユーゴスラビアで太田由希奈選手、第3戦アメリカで鈴木選手、第4戦カナダで安藤選手がそれぞれ立て続けに優勝。 中国大会と最終戦のイタリア大会を残した第6戦終了時点では、萩原選手(第3戦4位)を含めた4人がファイナルに行ける可能性がありました。
その中国大会、安藤選手は SP 2位から逆転優勝してファイナル行きを決め、鈴木選手も5位と踏ん張って最終戦の結果次第ということになりました。
 
そしてイタリア大会で再び太田選手が優勝し、カナダのロンカ選手が2位となったため、鈴木選手は惜しくも第1リザーヴにとどまりましたが、この時の日本女子チームの勢いは目を見張るものがあります。
 
太田選手とで参加したハーグでの そのジュニアグランプリ・ファイナル、フリー演技の中盤にさしかかるところで安藤選手は流れの良い4回転サルコウを跳び、ISU が認定する唯一の実戦成功例を残し、大きなニュースとなったのは、ご存知のことと思います。
この年の彼女は SP が「アストゥリアス」、FS は純白の衣装をまとう「バヤデール」。 SP での5位が響いてこの時の GPF では安藤選手は銅メダル。 優勝したのはフリーで美しいトゥーランドットを舞った太田選手で、コストナー選手が2位という結果でした。
 
太田選手はこのあと世界ジュニア選手権も優勝し、ジュニア最後のシーズンを飾っていますが、翌シーズンには、このジュニア2冠を1歳年下の安藤選手も獲得、また全日本のジュニア・シニアともに制し、その意味で4冠を達成しています。
 

 
・・・
今年のカップ・オヴ・チャイナもまた、安藤選手にとって次なる新しい飛躍への扉となるよう、ぜひ期待したいと思います。
その GP 初戦の予定を、日本時間で記載してみます。
 
以下は 中国杯の公式サイト(*) に準拠のため、練習スケジュールは概要です。
(*) http://www.cupofchina2010.sports.cn/ei/schedule/index.html
 
今後、ISU 公式サイトあるいは IceNetwork に公式練習等の時間表(カラーチャート)などの詳細が表示された場合は、下記の該当箇所を更新をいたします。
http://www.isuresults.com/events/fsevent00011184.htm
http://web.icenetwork.com/events/detail.jsp?id=68070
 
 
非公式練習
日本時間 3日(水) 終日
 
公式練習
日本時間 4日(木)
 
開会式
日本時間 5日(金) 15:15〜
 
SP競技
日本時間 5日(金) 17:30〜
 
公式練習
日本時間 6日(土) 10:55〜11:35 (安藤選手のグループ、掲示板情報)

FS競技
日本時間 6日(土) 16:55〜 (安藤選手 18:11〜、掲示板情報)
 
表彰式
日本時間 6日(土) 22:50〜
 
エキシビション
日本時間 7日(日) 15:30〜
 
閉会式・バンケット
日本時間 9日(日) 20:00〜
 
なお、地上波放送が終了するまで、掲示板にて結果の判る書き込みがあった場合は、公開を待機させて頂きますので、悪しからずご了承ください。
 
また、現地観戦される方のレポートを こちらに ぜひ お寄せ頂けますよう、お待ち申し上げます。
 


--- 中国杯 2010 に出場の女子シングル選手のリスト ---
 
〜 ISUランキング順(GPシリーズ開始直前時点)に並べ、それぞれのパーソナルベストを記載してあります〜
 
Miki ANDO           JPN   WR   4  3257    PB 195.09 (WC 07)
Akiko SUZUKI        JPN   WR   5  3154    PB 181.44 (OG 10)
Alena LEONOVA       RUS   WR   8  2989    PB 172.46 (OG 10)
Mirai NAGASU        USA   WR  15  1746    PB 190.15 (OG 10)
Joshi HELGESSON     SWE   WR  21  1408    PB 129.91 (SA 09)
Amanda DOBBS        USA   WR  28  1296    PB 158.23 (4CC 10)
Diane SZMIETT       CAN   WR  37   915    PB 144.28 (CoC 09)
Yan LIU             <欠場となりました>
Kristine MUSADEMBA  USA   WR  45   697    PB 147.39 (JGP LP 09)
Min-Jeong KWAK      KOR   WR  46   677    PB 155.53 (OG 10)
Qiuying ZHU         CHN   WR  93   377    PB 126.46 (JGP Bos 09)
Bingwa GENG         CHN   WR 147   142    PB 121.20 (CoC 09)
 
WR=World Rank
PB=Personal Best score
OG=Olympic Games
WC=World Championships
4CC=Four Continents Championships
SA=Skate America
CoC=Cup of China
JGP=Junior Grand Prix


参照サイト:
http://www.isu.org/vsite/vcontent/page/custom/0,8510,4844-135883-137191-19898-72605-custom-item,00.html
http://www.icecalc.org/events/jgpchn/results/index.htm
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_2nd_belgrade.shtml
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_3rd_scottsdale.shtml
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_4th_montreal.shtml
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_7th_beijing.shtml
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_8th_milan.shtml
http://www.eiskunstlauf-ecke.de/archiv/2002-03/jgp_2002-2003_final.shtml

 
 
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2010年06月21日

時空を越えて 〜Cleopatra as a figure skater〜

世界選手権での感動的なクレオパトラの演技が終わった時、もうこれで見納めかと思われたファンの方々も多いかと思います。 安藤選手のフリープログラムと言うに相応しい、彼女の競技シーズン最高の、そして入魂の演技でした。
 
実際、安藤選手はこの演技でフリーのスモールメダルを獲得し、また「誰が表彰台の総合3位に上がるべきだったか?」という 海外の有力サイトでのアンケート設問でも 他を大きく引き離しています。
この時点で、このプログラムはその役目を十分に全うした形とも言えるでしょう。
・・・
しかし幸いなことに、クレオパトラはこれが見納めでは全くありませんでした。
 

 
このプログラムが日米双方の SOI でのエキシビションナンバーとして再演されることになった時、ふと、去年夏の、Stars, Stripes and Skates での初演のことが脳裏を過りました。
この慈善イベントでの安藤選手は久々に水を得た魚のごとく新しいプログラムを楽しんでいるように感じられたものです。
あのときの開放感に満ちた彼女にまた会えるのではないか、そんな想いが募り、また、フリーの構成要素をどれくらい再現したバージョンになるのかにも、興味を引かれることになりました。
 
そして実際にこの演技を生で観賞する機会を4月に得ました。 はや2ヶ月も前のことです。
 

 
暗転したリンク上・・。
スポットライトがその姿を浮かび上がらせた瞬間から、安藤選手は会場の空気を支配していました。
 
それは、五輪とトリノという二つの呪縛を、自らの手で断ち切った安藤選手が放つ、圧倒的なオーラのせいかもしれません。
 
リンク全体のライティングも、我々が一般的に抱いているナイルのイメージをうまく再現しており、その中を、エメラルドグリーンバージョンの衣装に身を包み、スワロフスキーを煌めかせながらスピードに乗って滑走する安藤選手は、表情は確認できなくともその躍動感から、楽しげで、活き活きとしているのがみてとれました。
 
この日の演技構成は、フリーのものとほぼ同じだったように記憶しますが、やはり圧巻だったのは後半の4連続ジャンプでしょう。
練習では5連続ジャンプすら難なくこなす安藤選手のこと、4連続なら雑作もないことかもしれませんが、驚嘆するほかありませんでした。
 
安藤選手の演技は、クレオパトラの物語を濃密に表現しているにもかかわらず、あっという間に過ぎてしまった、そんな4分間だったように思います。
帰路につくまで、その陶酔感から醒めることはありませんでした。
 

 
その後、韓国のショーでも安藤選手はこの EX 版のクレオパトラを演じ、シーズンを締めくくることになります。
その演技は、映像をご覧になった方はお分かりのように、かつてこのプログラムに寄せられたいくつかの批判に全て応えるような、さらに歯切れの良さを増したもので、来る新シーズンへの期待を一気に高めてくれるものとなりました。
 
藤森 ISU 国際審判員が、五輪での演技について 「クレオパトラを表現するという部分が審判団に評価されにくかった、衣装などの工夫は本来的でないのでは?」 という趣旨の辛口の感想を World Figure Skating に当時、寄せていますが、安藤選手のこれら最新の演技は、「役柄の表現」をむしろ意識させないくらいに「舞そのもの」に彼女が没入していて、それが観る者にこの衣装を十分以上に納得させるに至っており、当時のそうした視線を今や覆して余りあるものがあります。
 
あるいは、このプログラムが音楽のリズムを有効に利用していない、という論調もあったのですが、ステップに合せることの相当難しそうな後半のマルコ・ポーロのリズムでさえ、これらの演技では みるからに安藤選手は体の芯から拍子をとらえ、シンコペーションも明快に刻んで会場全体を一体とするに至っています。
 
ここまでの進化の背景には、(ショーの企画サイドから再演の依頼があったにせよ)安藤選手の このプログラムへの想い入れがよほど強くあったのではないかと思われてなりません。
 


「クレオパトラ」という作品の完成に向けた彼女のその想いは、シーズンが入れ替わる今ようやく、こうして思わぬ形で遂げられたのではないでしょうか。 エキシビションでの再演が思わぬ洗練の機会となった、という意味だけではありません。
 
予期し得なかったのは、氷上にクレオパトラ7世という古代のイメージではなく、むしろ「安藤美姫」のたとえようもなくリアルな存在感が満ち溢れた時に、かえって生身のクレオパトラを 彷彿と観る者に現在形で感じさせる、そのことが演技で確かめられるようになった点。
これこそがこのプログラムの完成の証と思われます。
 
・・・
この欄に以前いただいた寄稿の中に、このクレオパトラというプログラムもまた、「心の中の記憶という場所に永遠の生命として生き続けるべく捧げられたレクイエムである」 という視点が提示されていました。

おおいに頷けるとともに、その主人公クレオパトラのクレオパトラたるゆえんを 我々の記憶にこうして美しく刻むことができるのは、やはり安藤選手ならではの類稀なオーラと情熱をおいて 他にはあり得ない、
そう言い切れるのではないでしょうか。
 
その彼女が新シーズンのプログラムを見せてくれる日も もう間近です。



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